新日鉄グループが改質した津波堆積土が災害復旧工事に活用

新日本製鉄株式会社 2012年01月12日 18時31分
From Digital PR Platform


新日本製鐵株式会社および新日鉄エンジニアリング株式会社は、東日本大震災の津波により陸上に大量に打ち上げられ堆積した津波堆積土を建設資材として利用可能な良質な土に再生する試験を、平成23年9月に仙台市宮城野区にて実施しました。この試験で改質した津波堆積土140トンが、この度、国土交通省の仙台港岸壁災害復旧工事の地盤嵩上げ用の路床材として試験活用されることとなりました。
改質した津波堆積土は、港湾設備の埋戻材料や海岸堤防や道路の盛土材料等に広く有効利用が可能と考えられます。新日鉄グループは、今回の災害復旧工事での活用を機に、国や自治体へ復興資材としての活用を広く働きかけていきます。


○津波堆積土の改質実証試験を実施(平成23年9月 仙台市宮城野区)
瓦礫等が混ざった軟弱な泥土である津波堆積土に製鉄工程の副産物である鉄鋼スラグからなる『カルシア改質材』を加え、ツイスター工法で撹拌混合し、瓦礫を取り除きながら建設資材として充分な強度を持つ良質な土に再生しました。

○改質土の災害復旧工事への活用
実証試験により改質を行った津波堆積土が、災害復旧工事へ適用できるかを、事前の締め固め試験等により評価し、この度、国土交通省東北地方整備局塩釜港湾・空港整備事務所の仙台港区中野地区岸壁(水深10m)のエプロン舗装の嵩上げ工事において、コンクリート舗装下部の路床材に試験活用されることとなりました。


問い合わせ先
(報道関係)
 新日本製鐵(株) 広報センター             TEL:03-6867-2135・2146
 新日鉄エンジニアリング(株) 広報室          TEL:03-6665-2366
(津波堆積土の改質)
 新日本製鐵(株) 復興支援プロジェクトチーム(東北支店)TEL:022-227-2771
 新日本製鐵(株) 復興支援プロジェクトチーム(本社)  TEL:03-6867-6199
 新日鉄エンジニアリング(株) 環境修復推進部      TEL:03-6665-2842

以 上

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]