BizAsia Japanビジネスコンテストの初代優勝チームが決定！「おばあちゃんの弁当屋」

Tokyo, Dec 27, 2011 - ( JCN Newswire ) - この度、BizAsia Japanビジネスコンテストの初代優勝チームが決定した。本年度が初年度となった本コンテストには、シンガポール国立大学(NUS)、東京大学、早稲田大学、慶応義塾大学から合計28名の学生が参加し、東日本大震災で被災した人々に資するソーシャルビジネスプランの作成に取り組んだ。

優勝したのは「おばあちゃんの弁当屋」を提案したアルジュン・アローラさん(NUS)、シンチェン・ホーさん(NUS)、森田真弓さん(東京大学)、ファン・ジャレイさん(早稲田大学)のチームであった。


「おばあちゃんの弁当屋」はミニバンによる移動式の弁当販売システムで、年配の女性が調理・販売を担当する。これには、自宅に籠りがちなお年寄りに販売活動を通じて社会との接点を提供する意図がある。最初は東北で活動をしているボランティアや仮設住宅に住む人々を主な対象とし、東北の復興が進んだ後は観光客への販売を展開するという。

コンテストの審査員長を務めた東京大学産学連携本部の各務茂夫教授は「幅広い社会問題を加味している点が素晴らしい。持続的なビジネスモデルでありながら、コミュニティの再形成と食事の提供という2つの側面から社会的利益を生み出している事は特筆すべき点である。」と述べた。

その他のチームからも「米国にて近年開発されたプラスチックを陶器に変える技術を使用し、東北地方のゴミを花壇や植木鉢へと作り変える」「東北の郷土料理セットを全国販売する」など、様々な提案があった。

コンテストの顧問を務めたニール・ローゼンブラット氏は「参加者には2日間という限られた時間で、エレベーターピッチ、投資家へのメール文面、事業計画書、8分間の最終プレゼンテーションという4つの課題を課した。各チームとも期待を大きく上回る出来であり、特にプレゼン後の細かな質問に対して的確に回答できていたことに感銘を受けた。」と述べた。

なお、NUSの学生はBizAsia Japanという一週間の起業家育成プログラムに参加するため来日しており、本コンテストはその最初の2日間に東京大学赤門起業家クラブとの共同で開催された。プログラムでは他に教授によるレクチャーやベンチャーキャピタリスト・起業家との交流、そして株式会社ミクシィやモルフォ株式会社など、日本を代表するベンチャー企業への訪問を行った。

J-Seed Ventures役員のジェフ・チャー氏は、今回のイベントを企画した林志洋さん(東京大学4年・BizAsia Japan代表)とモハメド・カラットさん(東京大学博士課程・赤門起業家クラブ代表)に対して賛辞を送った。「彼らとチームは、1週間以上にわたり50人以上の学生が参加する野心的なプログラムと募金活動を、短期間のうちに一から作り上げた。大成功に終わった今年度に引き続き、来年以降も更に素晴らしい企画を楽しみにしている。」


関係団体概要

東京大学　赤門起業家クラブ


赤門起業家クラブは東京大学や日本の起業家精神を育成すべく、日本での起業をテーマにした英語による講演会を毎月開催している。参加者は社会人から学生まで多岐にわたり、国籍も20カ国以上と国際色が豊かである。
URL: www.akamon-ec.org リンク
連絡先: Mohamed Kharrat (mohamed.kharrat@gmail.com)

BizAsia Japan

BizAsia Japanは東京大学とシンガポール国立大学との間で新しく設立された、起業をテーマにした学生交換プログラムである。本年度プログラムは2011年12月の日本プログラムと2012年1月のシンガポールプログラムからなり、来年度以降は中国・インド・アメリカなど更にネットワークを拡大する予定である。
URL: bizasia-japan-2011.blogspot.com
連絡先：林 志洋(hayasho.com@gmail.com)

Eclipse Learning

本プレスリリースはEclipse Learning Corporationによるものである。Eclipse Learningは東京に拠点を置くコンサルティング会社である。当社は主に自営者や成長中の企業等に対するマーケティングや総合管理のコンサルティング・メンター業務を行なっている。また、ゴルフに関する共同購入コミュニティ運営にも参画している。 リンク
BizAsia Japan Business Contestでは当社代表が顧問を務めた。
連絡先: Neil Rosenblatt (neil@eclipsele.com)

概要：Eclipse Learning