ヘイズ、最新の採用動向を発表

Hays PLC 2011年10月14日 14時16分
From JCN Newswire

Tokyo, Oct 14, 2011 - ( JCN Newswire ) - 人材紹介会社のヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:クリスティーン・ライト、以下ヘイズ・ジャパン)はこのたび、2011年10月から12月までの分野別の採用動向に関する予測をまとめたレポートを発表いたしました。これによると、2011年も終わりに近づいている今期において、複数の言語によるコミュニケーションスキルに加え、インフォメーション・テクノロジー(IT)・保険・オフィス・プロフェッショナル等の分野における専門知識を併せ持つ人材への需要が確実に伸びることが予測されています。また、例年通り年末に向けて採用活動の減速が確認できているものの、企業は継続して採用に前向きな姿勢を示していることが明らかになっています。

ヘイズ・ジャパン代表取締役のクリスティーン・ライトは次のように述べています。「今期の見通しとして、さらに多くのポジションでの募集が予想されています。特に10月~11月は企業が年度末終了に向けて採用枠を埋めるための駆け込み採用を行うため、採用活動の活性化への期待が高まっています。2012年へ向けてビジネスを継続するため、企業は依然として有能な人材の獲得に意欲的です。

市場の不透明感が採用プロセスの長期化をもたらし、人材採用には時として正当な理由づけが求められていますが、その一方で採用プロセスのスピードアップが可能な企業では競合他社とも面接を受けている候補者を一足早く囲い込むことで、優秀な人材の争奪戦に差をつけています。その結果、採用担当者は競合他社に遅れを取らないためにも、以前にも増して早期から承認プロセスに入る傾向が見られます。また競争力のある人材確保に向けて、給与水準も上昇を続けています。

今期において採用活動が最も活発な分野の一つはIT業界であり、多くの企業で積極的に採用活動を展開しています。また需要の高い職種ほど、企業は給与の増額に応じています。

企業のグローバル化が進む中で、今期の新たな採用動向としてマルチリンガルのエグゼクティブ・セクレタリー、翻訳者、そしてオフィス・アドミニストレーターへの需要が着実に増えることでしょう。候補者には、雇用市場での自身の市場価値を高めるためにも、英語の習得に着手することをおすすめします。

また、保険などの業界で新たに見られる動向として、業界経験の浅いジュニアレベルのポジションでの募集があげられます。意欲的な若手人材を採用し、社内で育成するすばらしい傾向といえるでしょう」。

本レポートによると、各分野で今期最も需要が高くなると予想されるスキルは次の通りです。

経理・財務:2006~2007年の採用ブームの中でシニアマネージャーとして採用された人材が現在、積極的に転職活動を行っているため、上級管理職での欠員が生じています。この傾向は、景気が回復し、雇用機会が拡大する中で、継続するものと予想されます。

金融:特に経験ある候補者の不足が顕著なミドル・オフィスオペレーションのコンプライアンス、マーケットリスク担当、製品管理そしてプロジェクトマネージメントの分野で需要が高騰しています。資産運用の分野では、経験豊富な営業職、プロダクト・マネージャー、投資やファンドマネージャーが依然として必要とされています。

ファイナンス・テクノロジー:主にバイリンガルのプロジェクト・マネージャーやビジネスアナリストの需要が高騰しています。多くの投資銀行が従来のビジネスモデルから脱却し、システム開発のオフショアリングに移行しているため、ビジネスサイドとオフショア開発側との間に立ってプロジェクトを円滑に進めるポジションの需要が生じています。

人事:今期も、スペシャリストやジェネラリストのバイリンガルの人事プロフェッショナルに対する堅調な需要が継続する見通しです。また、複数の業界ではリクルーティング・マネージャー、モビリティ・マネージャー、人事ディレクターに対する需要が顕著に見られます。

インフォメーション・テクノロジー:今期はERP、C++、Javaのソフトウェア開発およびソフトウェアサポートスペシャリストには高い需要が見込まれており、数多くの募集が見られます。この分野は常に候補者が不足しています。ソフトウェアベンダーおよびコンサルティング会社はERPサポートおよびコンサルタント候補者の採用に前向きです。

保険:特に生命保険分野の商品開発やアクチュアリーのポジションで需要が見られます。多くの会社が、ある一社のヒット商品である投資型保険の成功に追随しようと、同様の商品の開発に注力しています。商品販売を促進する営業職の需要も高まっています。

法務:日系コンピューターゲーム会社が積極的に法務部門を拡大させており、海外での事業を展開するにあたって、バイリンガルの弁護士の採用ニーズが高まっています。

オフィス・プロフェッショナル:バイリンガルのエグゼクティブ・セクレタリー、翻訳者、そして総務のポジションで高い需要が見られます。候補者はマイクロソフトのプログラムに関する高いスキルを求められます。また翻訳や通訳のポジションに関する依頼が増えています。企業のグローバル化が進む中で、これらのポジションは成長分野といえるでしょう。

製薬:現在最も人材が必要とされている分野は、臨床開発および営業担当の職種です。これには外資系製薬企業が日本進出し、国内で臨床試験を行うにあたり、臨床開発関連の人材が必要となったという背景があります。承認審査を通過した新薬・医療機器を販売し、マーケットシェア拡大に寄与する営業担当のポジションも必要とされています。

不動産:シニアレベルのファシリティ・マネージャーおよびコーポレート・リアル・エステート・スペシャリストへの高い需要が継続しています。企業は不動産ポートフォリオを管理するためにこれらの分野での人材を強く求めています。また、高い技術力を備えた建設プロジェクト・マネージャーや開発担当マネージャーへの需要も急増しています。高い技術力を備えたコーポレート・リアル・エステートを扱う人材に対する需要は堅調で、有能な候補者は常に需要が高いでしょう。

セールス&マーケティング:企業が営業への投資を積極的に行っていることから、ジュニアからミドルレベルの営業職およびマーケティング職への需要が高まっています。金融IT業界でも、これらのポジションのジュニアからミドルレベルの候補者の需要が見られます。この傾向は来期にわたり継続することが見込まれています。消費業界では、マネージング・ディレクターの需要が高く、企業は特にオンラインビジネスや、eコマースの経験を有する候補者を探しています。

サプライチェーン:企業は高い収益性を確保し、不要な生産コストを削減するため、デマンドプランナー、在庫管理、欠陥や無駄を削減するシックス・シグマやリーン・シグマのスペシャリストのポジションを採用すると予測されます。

ヘイズ・ジャパンは、毎年4回(4月、7月、10月、1月)採用動向をレポートにまとめて発表しております。レポート全文はヘイズ・ジャパンのウェブサイト リンク (英語)からご確認いただけます。

ヘイズ・グループについて

ヘイズ・グループは、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリストのリクルーティング会社です。世界31カ国、257の拠点において、7,000人超の従業員が経験やスキルを備えた人材に関するサービスをグローバルに提供しています。

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社について

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社は、ヘイズ・グループの日本法人として2001年に東京で設立され、日本においては今年設立10周年を迎えました。同社は日本で唯一、東京赤坂本社、新宿支店、大阪支店の3つの国内拠点を擁する外資系人材紹介会社です。「経理・財務」、「金融」、「ファイナンス・テクノロジー」、「インフォメーション・テクノロジー」、「人事」、「ヘイズ・リース・マネージメント」、「法務」、「オフィス・プロフェッショナル」、「製薬」、「セールス&マーケティング」、「サプライチェーン」、「不動産関連」、「保険」の13の専門分野に精通したコンサルタントが豊富な知識と経験をもとに、正社員から契約・派遣社員まで、企業の人材採用や個人のキャリアアップを支援しています。

本件に関するお問い合わせ先: 
ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社 
朝倉 03-3560-2813
E-Mail:keiko.asakura@hays.co.jp

概要:Hays PLC

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