at+link、ソーシャルアプリ向けインフラサービスとして初めて KVS を利用した画像ストレージ機能を提供開始

―高速レスポンス、無停止・無制限の容量追加を実現―

株式会社リンク(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡田元治)と株式会社エーティーワークス(本社:富山県富山市、代表取締役社長:伊東孝悦)が共同で展開している国内最大級の専用サーバサービス「at+link(エーティー・リンク)」は、ソーシャルアプリ向け専用サーバパッケージ「at+link アプリプラットフォーム」のオプションサービスとして、KVSを利用した拡張性の高い画像ストレージ機能を9月14日から提供いたします。

2010年11月に提供を開始した「at+link アプリプラットフォーム」は、超高速NAND型フラッシュメモリioDriveを搭載したハイスペックなサーバが利用できる点やトラフィックによる従量課金がない点が特長で、より高いパフォーマンスを求める多くのアプリ提供事業者に利用されています。2011年3月には、株式会社神戸デジタル・ラボが開発した分散型KVS okuyamaをベースとした、オンメモリにデータをキャッシュする機能をオプションサービスとして追加し、容量を気にせず使える高速なキャッシュサーバとして高い評価を得ています。

今後、ますますスマートフォンが普及し、モバイルコンテンツがリッチ化していく中で、ソーシャルアプリの運用において課題となってきているのが、アプリ内で利用する画像の配信方法です。複数台のサーバでアプリを運用している場合、画像を合成するたびにすべてのウェブサーバに画像データを同期しなければならず、そのシステム構築にかなりの手間がかかります。そこで、多くのアプリ事業者は、画像用にサーバを別途用意したり、大規模なアプリであればCDN(※2)サービスを利用するなどしています。しかし、物理サーバを利用する場合は容量に限界があるため、どんどん増えていく画像データを保存するのに容量が足りなくなってしまうという問題があります。また、CDN サービスを利用する場合は、多くのコストがかかってしまうという点が問題です。

これをふまえ、at+link では前出のキャッシュサーバと同様、KVSを使ってこれらの問題を解決する画像ストレージを開発しました。ソーシャルアプリに特化したサービスとして画像ストレージ機能を提供するのは、at+link が初めてです。この画像ストレージは、オンデマンドで容量をシームレスに拡張していくことができ、料金も月額15,750円/100GB と非常に安価に利用できます。容量の追加はコントロールパネルから簡単に行えます。分散処理技術により、レスポンスが非常に高速であること、およびサーバ保全レベルが高いこと、さらに、URL でシステムプログラムにアクセスできるREST(※3)プロトコルが使えることなどが大きな特長です。

■ 特長
1. レスポンスが早い
分散型KVS(okuyama)を利用した仕組みのため、通常のサーバと比べてレスポンスが圧倒的に高速です。
2. 容量は無制限、容量追加もサーバ無停止で
シームレスに容量の追加が可能で、容量に上限はありません。容量追加や使用量の確認は、コントロールパネルから簡単に行うことができます。
3. RESTプロトコルで接続可能
プログラム同士でやりとりができるREST プロトコルでの接続が可能です。RESTfulな APIで簡単に画像の操作が行えます。
4. CDNサービスと比較して、圧倒的な低価格
初期費用0円、月額15,750円/100GB。トラフィックや、APIによる課金もありません。
5. 障害に強い
完全冗長構成で障害時もデータ消失の心配がありません。


■ 料金
・ 初期費用: 0円
・ 月間利用料:15,750 円 / 100GB


□ at+link アプリプラットフォームとは
高スペックサーバ・ioDrive 搭載サーバ(合わせて4−6台)・回線・ファイアウォール・ロードバランサがパッケージになったソーシャルアプリ向けの専用サーバサービスです。初期費用0円、月間利用料は、189,000円〜。2011年3月にオプションとしてキャッシュサーバ機能を追加しました。ディスクI/O の問題をかかえるアプリ事業者などから好評を得ています。

※ at+link アプリプラットフォームのキャッシュサーバ機能、画像ストレージ機能は、株式会社神戸デジタル・ラボが公開しているオープンソースを利用し、同社と当社で共同開発しているサービスです。

サービスについての詳細は、リンク をご覧ください。

【at+linkについて】
東京の広告制作会社である株式会社リンクと、富山の AT 互換機メーカーである株式会社エーティーワークスにより、1996年 11月にサービスを開始しました。2011年9月現在の契約数は 約10,000台にのぼり、専用型レンタルサーバの分野では国内最大級といわれています。ユーザは大企業・官公庁から中小企業・SOHO など、およそ 2,500社。利用形態も、企業のメールサーバ・ウェブサーバからオンラインショップやモバイルビジネスまで多岐におよびます。自在性・拡張性に富んだサービス構成と、親切・丁寧な完全無償フルサポートを提供しており、多くのユーザから支持を得ています。サービスの詳細は、リンク をご覧ください。

【株式会社リンクについて】
株式会社リンクは、at+link の営業窓口を担当しています。at+link のサービスに加え、携帯向け CMS・クラウド型 IP ビジネスフォンなどのさまざまなインターネット関連サービスを提供しています。2009年からは酪農事業にも取り組んでおり、2011年10月には初のアンテナショップである「中洞牧場ミルクカフェ」が六本木にオープンする予定です。事業内容の詳細は、リンク をご覧ください。

【株式会社エーティーワークスについて】
株式会社エーティーワークスは、at+link のマシンの製造と技術サポートを担当しています。1994年の創業当時からPC/AT互換機にPC-UNIX(Linux・FreeBSDなど)をプリインストールしたサーバ機器の販売、ラックマウントサーバの開発・製造・販売を行っています。事業内容の詳細は、リンク をご覧ください。

【株式会社神戸デジタル・ラボについて】
株式会社神戸デジタル・ラボは、Webサイトの企画制作からシステム開発、情報セキュリティまで、幅広い側面から企業のIT化をサポートしています。オープンソースにも積極的に取り組み、okuyamaの開発、導入支援、サポートサービスを提供しています。詳細は、リンクをご覧ください。

【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】

株式会社リンク (担当:内木場(うちこば)・湯田)
〒107-0052
東京都港区赤坂7丁目3番37号
カナダ大使館ビル1階
TEL:03-5785-2255 / FAX:03-5785-2277
Eメール:pr@link.co.jp

株式会社リアライズ (担当:若杉・中村)
〒105-0013
東京都港区浜松町1-27-12
秀和浜松町交差点ビル6階
TEL: 03-3434-3377 / FAX: 03-3434-3439
Eメール:nakamura@real-ize.com

このプレスリリースの付帯情報

画像ストレージ機能の概念図

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

※1 KVS …Key-Value Store の略。Key と Value をペアで管理する、シンプルなデータストアモデル。ソーシャルアプリ事業者の多くが利用しています。
※2 CDN …Contents Delivery Network の略。ファイルサイズの大きいデジタルコンテンツをネットワーク経由で配信するために最適化されたネットワークのことです。
※3 REST…Representational State Transferの略。クライアント・サーバ間の通信モデルの一種。ウェブアプリケーションでは、URLを使って処理を行うことが可能です。SOAP ベースや WSDL (Web Services Description Language) ベースの Web サービスに代わる単純な手段として Web 全体で広く受け入れられるようになっています。

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