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ザイリンクス、IBC 2011で放送機器業界のVideo over IPの採用を加速

ザイリンクス社 2011年09月09日 11時05分
From JCN Newswire

Tokyo, Sept 9, 2011 - ( JCN Newswire ) - ザイリンクス社(本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX) は 9 月 8 日 (オランダ時間)、IBC 2011 Conference (ホール 10、スタンド番号 10.D25) において、同社の SMPTE 2022-5/-6 知的財産 (IP) コアが利用可能になったことを発表した。ザイリンクスが提供するこの最新の開発ブロックにより、放送機器メーカーは、インターネット プロトコル (IP) ベースのシステムを構築することが可能になり、制作プロセスにおいて、生の高ビットレート ビデオを、リモートでスタジオやポストエディティング ハウスなどに送信する高額なコストを削減できるようになる。この IP コアは ザイリンクス ブロードキャスト リアルタイム ビデオ エンジン ターゲット デザイン プラットフォームと共に提供されるが、これにより、Video over IP 用の前方誤り訂正 (FEC) が利用できるようになり、ネットワーク転送エラーで失われた IP パケットの修復や、非圧縮フル帯域業務用ビデオの完全な画質の確保が可能な、柔軟なシステムを短期間で構築できる。

ザイリンクスのブロードキャスト ビジネス担当シニア マネジャーであるロバート グリーン (Robert Green) は、「フィールド プログラマブル ゲートアレイ (FPGA) は、放送機器分野と通信分野をブリッジできる能力を備えているだけでなく、高度に統合されたリアルタイムの ビデオ プロセッシングが実現するため、ひいては放送機器業界における資本支出と営業経費の大幅な削減に貢献します。映像データを 10Gbps イーサネット (10GbE) を介して確実に送信できるようになり、これによって放送機器分野と通信分野の融合が進めば、NASCAR (全米ストックカー レース) やワールドカップ サッカーのようなイベントで必要とされる放送用トラックの数が減ったり、何マイルものケーブルが不要になったりするでしょう」と述べている。

ビデオ ネットワーキング規格である SMPTE 2022-5/-6 は、リアルタイムな可変ビットレート (VBR) MPEG-2 トランスポート ストリームを IP ネットワーク上で送るための転送プロトコルを定めている。非圧縮高品位 (HD) ビデオや 3D 高解像度ビデオの複数のストリームを SMPTE 2022-5/-6 イーサネット IP パケットに詰め込んで確実に転送する技術は、次世代放送機器の普及に決定的な重要性を持っている。このような技術を採用した機器は、屋外のライブ ブロードキャストやリモート プロダクションを支えているポータブル インフラストラクチャの多くと置き換えられることが予想されるからである。ザイリンクスは、NAB 2011 で初めて発表した同社の SMPTE 2022-6 IP コアに、この度の IBC 2011 における発表では新たに FEC 機能を付加し、ネットワーク転送エラーによって失われるビデオ データの修復を実現した。

フリーランスのビデオ編集者で、「Project Runway」や「Ancient Aliens」、「America's Next Top Model」など、多数の作品のプロダクションに携わったマッド キャッパー スタジオズの社長であるマシュー ミラー (Matthew Miller) 氏は、「SMPTE2022 とザイリンクスの 10Gbps Video over IP テクノロジがもたらしてくれる機器を使用することで、ビデオ テープや HDD を物理的にある場所から別の場所へ運ぶために各制作ステップ間で発生する遅れを心配する必要がなくなり、自分の仕事に集中できるようになるでしょう。ひとことで言えば、このテクノロジによって編集プロセスの余分なステップがなくなり、そうすることでリアルタイムな編集を行えるようになり、より価値の大きなコンテンツ制作にもっと時間をかけられるようになります」と述べている。

制作チームへコンテンツをラッシュ フィルムで届けたり、またはオフライン編集やカラー グレーディングを行ったりすることによって発生するプロダクションの遅れをなくすとともに、ザイリンクス FPGA を使った高性能でコンピューティング的なプラットフォームを用いたビデオ プロセッシングや圧縮、変調をリアルタイムに行うことによって、高品質なコンテンツのキャプチャやプロセッシング、配信がこれまでになくスピーディに行えるようになる。

ブロードキャスト リアルタイム ビデオ エンジンにより短期間での製品市場投入を実現

FPGA は特定用途向け集積回路 (ASIC) や特定用途向け標準製品 (ASSP) と比べて本来的に柔軟性が高いため、規格の変更への対応を迅速に行えるだけでなく、実装後の製品寿命も長くなる。FPGA はまた、ビデオやオーディオ、データのリアルタイムな処理を行うための機能をシングルチップに統合できるため、SMPTE 2022-5/-6 システムのコスト削減も実現する。このため、City-to-City WAN (ワイドエリア ネットワーク) や Stadium-to-Studio WAN 向けの 10GbE Video over IP を短期間で採用および配備することが可能である。

Virtex(R)-6 FPGA ファミリをターゲットに本エンジンを使用したデザインは直ちに開始することが可能で、新製品である 28nm Kintex(TM)-7 FPGA をターゲットとしたデザインが行えるようになれば、システム インテグレーションの促進や資材費の削減、システム帯域幅の拡大をさらに進めたりすることができる。Kintex-7 は 12.5Gbps のライン レートをサポートする高速 GTX トランシーバーを 32 個搭載しており、システムの帯域幅を倍にすることが可能となる。

Nevion USA 社のエンジニアリング担当バイス プレジデントであるアンドリュー オズモンド (Andrew Osmond) 氏は、「わが社が業界で競争上有利なポジションを維持するためには、市場投入までの期間が極めて重要になります。ザイリンクスの FPGA とブロードキャスト リアルタイム ビデオ エンジン ターゲット デザイン プラットフォームを組み合わせて用いることで、最高品質の製品を実現するとともに、ライブ ビデオの転送とプロダクションのレイテンシ (遅延) を最小限に抑えることができ、わが社のビデオ サービス ソリューションである VideoIPath を 10GbE またはそれ以上の帯域幅で展開することが可能になりました」と述べている。

ブロードキャスト リアルタイム ビデオ エンジンに組み込まれたザイリンクスのビデオ イメージ プロセッシング IP コアは、Virtex-6 および Spartan(R)-6 FPGA ブロードキャスト コネクティビティ キットとして提供される。このキットに含まれる FPGA メザニンカード (FMC) コネクタを利用すると、SD/HD/3G-SDI や AES3 audio、DVI、HDMI(R)、DisplayPort、SMPTE 2022-5/-6 Video over IP 用 10GbE など、数多くのビデオ インターフェイスを素早く評価することが可能で、ニュース速報やライブ イベント、スポーツ中継のようなリアルタイム ビデオ性能が必要な放送機器アプリケーションに迅速に統合することが可能となる。デジタル シネマ システムやスーパー ハイビジョン (ウルトラ HDTV) システム向けに、最高品質のビデオと最高の帯域幅を必要とするアプリケーションを構築することも可能になる。

IBC におけるザイリンクス

ザイリンクスは、IBC のホール 10、スタンド番号 10.D25 において、同社のブロードキャスト リアルタイム ビデオ エンジン ターゲット デザイン プラットフォームの次のような重要コンポーネントをデモンストレーションしている。

● 最新ネットワーク テクノロジの実装と対応:
低コストなイーサネット ネットワークによる非圧縮ビデオの転送や、極めて高度なジッタ性能を保ちながら最高で 6 本の HD-SDI や 3 本の 3G-SDI といったビデオ インターフェイスをサポートする SMPTE2022-5/6 IP コアをデモンストレーション。

● SDI リファレンス クロックで外部電圧制御水晶発振器 (VCXO) を不要化:
IBC 2011 で初めて行うデモンストレーションで、FPGA を使用したマルチチャネル SDI デザインにより VCXO コンポーネントが不要になることを実証。その結果、ひとつのビデオ アウトプット チャネルごとに最高で 20 米ドルもの材料費節減が可能となる。

● 7 シリーズ FPGA による放送機器アプリケーションの消費電力と発熱の低減:
Kintex-7 FPGA を使用した SDI をデモンストレーションし、性能を犠牲にすることなく前世代 FPGA と比較して最高 50% のコストおよび消費電力の削減を実証。この業界初の 28nm FPGA は、前世代の Virtex-6 FPGA からの移行はもちろん、7 シリーズ FPGA ファミリ間でのデザインの移行をスムーズに行える。

● リアルタイム 1080p60 および 4K ビデオ プロセッシング用 IP コア:
Virtex-6 FPGA および Spartan-6 FPGA リアルタイム ビデオ エンジン ターゲット デザイン プラットフォームを利用して、放送機器におけるビデオ プロセッシング チェーンのプロトタイピングと実装方法を紹介。

● ビデオ品質を犠牲にすることなく帯域幅やストレージへの要件を低減:
ザイリンクスのアライアンス メンバーである Vanguard Software Solutions 社の H.264/AVC-I & AVC-Ultra ビデオ コーデック コアを展示。AVC-Intra Class50 および Class100、AVC-Ultra (最高 300 Mbps) を放送機器システムに迅速かつ容易に統合する手法を紹介。ファイル サイズが小さくなるため、テープの代わりに低コストのハードディスク ドライブが使えるようになり、その結果 SMPTE 2022-5/-6 へのニーズがさらに高まる。

供給体制

ザイリンクスの SMPTE2022-5/-6 IP コアは、アーリー アクセス プログラムによってすぐに利用が可能である。詳しい情報はザイリンクス販売代理店より入手できる。このコアは 2012 年第 1 四半期にザイリンクス LogiCORE™ IP コアとしてザイリンクスの Web サイトより入手可能になる予定である。放送機器業界におけるザイリンクスについての詳細は リンク を参照されたい。

ザイリンクスについて ザイリンクス (NASDAQ : XLNX) は、プログラマブル プラットフォームのリーディング プロバイダーである。詳しい情報は Web サイト リンク で公開している。

※ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。HDMI、HDMIロゴ、High-Definition Multimedia Interfaceは HDMI Licensing LLC の登録商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。

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