ポットホールやクラックなど舗装道路の路面異常の簡易補修やスリップ防止に 3M(TM) ステイマーク(TM) 路面補修材 L715が新発売


 住友スリーエム株式会社(本社:東京都世田谷区 代表取締役社長:ジェシー・ジー・シン)は、舗装道路の路面に発生するポットホールやクラックの簡易補修や保護向けの3M(TM) ステイマーク(TM) 路面補修材 L715をこのほど発売しました。シート表面に滑り止めの骨材を使用しているので、雨天時の車のスリップ防止効果もあります。

 舗装道路の路面に発生するポットホールやクラックの補修対策は、道路管理者にとって長年の課題です。ポットホールは一般的に常温アスファルト混合物などを埋め、その上から転圧して補修しますが、交通量や降雨量・降雪量の多い地域では補修した箇所が何度も剥離するという課題がありました。
ポットホール上を自動車やバイクなどが通過することで、タイヤのパンクの原因や事故を引き起こすおそれがあるため、クラックの早期発見とポットホール発生時の迅速な補修対応が求められています。また、東日本大震災の影響により、東北地方を中心に補修を必要とする道路の異常箇所が多数発見されており、補修が急がれています。一方で、道路の維持管理費用は総延長距離に比例して増える傾向にあり、ポットホールやクラックの再補修にかかるコストも課題のひとつです。

 新製品の3M(TM) ステイマーク(TM) 路面補修材 L715は柔軟性と耐久性のある合成ゴムをベースとしたシートで、短期間で路面になじむのが特長です。ポットホールを補修した上に3M(TM) ステイマーク(TM) 路面補修材 L715を貼付することでアスファルトの再剥離を予防し、補修部分を長持ちさせることができます。また軽度なクラックであれば直接、3M(TM) ステイマーク(TM) 路面補修材 L715を貼付することで簡易補修も可能です。表面には酸化アルミニウムと硅砂の微粒子をベースとした滑り止め骨材を採用しているので、橋梁などで使われている金属系のジョイント部に施工することで、雨天時の自動車やバイクのスリップ予防にもなります。
施工性を向上するためにシート基材の裏面には感圧性接着剤を採用していますので、転圧機を使わずに施工することもできます。
 
 3M(TM) ステイマーク(TM) 路面補修材 L715のサイズは、幅610mm・長さ22.8mです。メーカー希望小売価格は189000円(税込)です。標識標示資材販売店や道路工事用品販売店などを通じて販売します。

 住友スリーエムは道路標識、工事看板をはじめとした反射材や路面標示材のリーディングカンパニーで、道路標識に採用されている反射材は1937年に3M社が開発しました。以降、道路標識はもとより、ガードレールや車両、道路工事現場の看板や衝突軽減のクッションドラムなど幅広い用途に採用されています。当社は今後も交通安全対策製品のさらなる開発と市場拡大を目指します。

※ 「ポットホール」とはアスファルトの表層が剥離する現象です。自動車やトラックの荷重により路面が傷んでくると、表層にクラックが発生します。そこに雨水が侵入することによってアスファルト基材自体の結合力を失い、劣化が進行します。そこに荷重がかかることでアスファルトの表層が部分剥離を起こし、舗装表面に穴などが生じる現象です。


【製品仕様】
3M(TM) ステイマーク(TM) 路面補修材 L715 (2011年6月23日発売)

■サイズ 幅×長さ
610mm×22.8m
■色

■梱包単位
1巻
■メーカー希望小売価格
189,000円(税込)

3M、ステイマークは、3M社の商標です。

■画像1
3M(TM) ステイマーク(TM) 路面補修材 L715
■画像2
路面上にできたポットホールの補修作業
■画像3
3M(TM) ステイマーク(TM) 路面補修材 L715を施工した路面
■画像4
3M(TM) ステイマーク(TM) 路面補修材 L715をクラック補修部に施工した路面
■画像5
3M(TM) ステイマーク(TM) 路面補修材 L715を橋梁のジョイント部に施工することで、雨天時のスリップを予防

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