独ショット、タッチパネルガラスの新ブランドを発表

日本のタッチパネル市場への販売を強化

ドイツの特殊ガラスメーカー、ショットAG(本社:ドイツ・マインツ市、ウド・ウンゲホイヤー取締役会議長兼CEO)は、タッチパネル市場の求める様々商品群を取り揃えた新ブランド「Xensation(センセーション)」を発表しました。日本市場では、ショット日本株式会社(東京都新宿区、湯川愛里社長)が営業・販売を行い、タッチパネル市場への販売をさらに強化していきます。


スマートフォン、タブレットPC、コンピュータのモニター、ノートパソコン、ナビシステム等の家庭用電化製品は、タッチパネルを装備することにより付加価値が高まります。


現在、表示されている内容を直接手で操作を可能にする主要な技術は、大きくわけ4種があります。「抵抗膜式」と呼ばれるタイプのタッチパネルは、圧力に反応して2つの導電層がくっつき合います。「静電容量方式」のパネルは、導電層を持ち、電界の変化を利用して接触した場所を見つけ出します。「超音波方式」のタッチパネルは、画面上を通る超音波を利用して接触した位置を決定します。「光学式」パネルは、赤外線探知システムを基盤としています。


それぞれが、異なるタイプのディスプレイに適していますが、いずれの場合も特定の性質を持ったガラスが必要となります。上記の技術はすべて、「Xensation」ブランド商品群での対応が可能です。


「Xensation」は、下記のラインナップでタッチパネルガラスブランドを展開します。

・「Xensation Cover 3D(センセーション カバー スリーディー)」
静電容量方式用に化学的に強化された、薄型のリチウム・アルミノケイ酸塩ガラスです。当商品はフロート技術を使って製造されています。スマートフォン、タブレットPCのディスプレイのカバーガラスに最適で、表面は見た目も美しく、傷や損傷を受けにくいのが特徴です。転移温度は非常に低く(Tg = 506℃)、優れた3次元のガラスフォーマットを効率的に生産することができます。


・「Xensation Touch (センセーション タッチ)」
化学耐性に優れ、湿気や熱に強いのが特徴です。カーナビシステムへの使用で実証されているように、この透明性の高いホウケイ酸塩ガラスは、抵抗膜式のタッチパネルに最適です。0.03ミリまでの薄さでの提供が可能で、このタイプでは世界で最も薄いガラスです。


・「Xensation Look (センセーション ルック)」
特に赤外線並びに可視光域に対して、高い透過性を持っています。そのため、このホウケイ酸塩ガラスは、ノートPCなどの光学式のタッチスクリーンでの使用に最適です。


・「Xensation Sound(センセーション サウンド)」
高い透明性を備えたクラウンガラスは、表面耐性と音波特性に優れ、特に公共施設や店舗のデジタルサイネージをはじめとした、大型のディスプレイなどの超音波方式タッチパネルに最適な商品です。



新組織でタッチパネルガラスを使った商品開発の顧客サポートを強化
DIGITIMESの調査グループが行った最近の調査では、現在、あらゆる携帯機器の40%近くにタッチパネルが装備されており、その年間成長率も2桁を続けています。今後ますますその使用は増加していくであろうと考えられています。


当社では、成長市場での商品開発や販売をさらに強化していくため関連機能を集約しました。今までは複数事業部がタッチスクリーン用途の事業を展開していましたが、当ブランドを立ち上げることにより、包括的に実施していきます。本事業において、顧客ごとのソリューションを見つけるところから、新商品開発までのすべての製造プロセス段階での技術的サポートをさらに強化します。

このプレスリリースの付帯情報

マイクロフロート法で製造される「Xensation Cover 3D」

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