メディアキャスト、BSデジタル/CS110放送に対応したBMLオーサリングツール「Foliage」の新バージョンを発表

放送の完全デジタル化に向けたデータ放送のコンテンツ充実を加速

株式会社メディアキャスト(本社: 東京都渋谷区、代表取締役 杉本孝浩)は、地上デジタルデータ放送用BMLオーサリングツールである「Foliage (フォーリッジ)」シリーズの新バージョン「Foliage Version3」シリーズを発表します。

Foliage Version3シリーズには、固定受信機用「Foliage typeA Version3」と、ワンセグデータ放送用「Foliage typeC Version3」の2種類があり、Windows7(32bit/64bit)への対応、マルチディスプレイ対応、Ureg及びGreg編集機能などの新機能を追加し、各機能の操作性を大幅に改善させました。また、「Foliage typeA Version3」では、BSデジタル放送やCS110放送に対応しました。


価格はいずれも新規購入で59万8千円(1ライセンス/税別)、旧バージョンからのアップグレードは24万8千円(1ライセンス/税別)で、2011年3月15日から出荷開始予定です。


今年7月の放送の完全デジタル化に伴い、各放送局は、放送を他メディアと差別化するためのサービスの拡充策のひとつとして、放送からシームレスに通信と融合できる唯一のメディアであるデータ放送コンテンツを充実させることが必須となります。
特に2011年秋~2012年春に行われるBSデジタル放送事業者再編に伴う新規事業者の参入で、既存事業者も含めたBSデジタルにおけるコンテンツの充実を支援する制作環境が求められます。


「Foliage」シリーズは、ARIBが策定した地上デジタルデータ放送規格(ARIB STD B24、ARIB TR-B14 A-Profile/C-Profile)に準拠したBMLオーサリングツールで、高度な技術を必要とせず直観的なマウス操作により、インターネットのホームページ (HTMLコンテンツ)制作と同等の容易さでデータ放送コンテンツの制作を可能にします。
ECMAscript編集支援機能やデバッグ機能、画面プレビュー機能などを備え、BML初心者から上級者まで幅広いユーザーが利用可能な国内唯一の汎用BMLオーサリングツールです。


メディアキャストは、データ放送コンテンツ制作フローのさらなる効率化を実現する最新のFoliage Version3シリーズによりと、創造性の高いデータ放送コンテンツの制作と、データ放送普及に寄与していきます。


◆Foliage Version3シリーズで搭載された主な機能
・ Windows7 32bit/64bit 対応
・ マルチディスプレイ対応
・ BS/CS110対応
・ Ureg/Gregの編集機能
・ BTBからCSV変換などCSVファイルの処理改善
・ エラー発生時のプレビュー動作の設定
・ イベントメッセージ・モジュールアップデートの操作性改善

このプレスリリースの付帯情報

「Foliage typeA Version3」のGUI画面

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

※ BML (ビーエムエル:Broadcast Markup Language)
  ARIBが策定した放送規定に準拠したXMLベースのデータ放送向けページ記述言語

※ ARIB (アライブ:Association of Radio Industries and Business)
  社団法人電波産業会 < リンク >

※ Ureg (ユー レジ)
BMLブラウザにおいて、同じチャンネル内で複数のBML文書間で共有可能なメモリ領域で、電源を落とすと内容は消える。

※ Greg (ジー レジ)
BMLブラウザにおいて、チャンネル間を含む複数のBML文書間で共有可能なメモリ領域で、電源を落とすと内容は消える。

※ NVRAM (エヌヴィ ラム)
デジタル放送受信機において、電源を落としても内容を保持することができる不揮発性メモリ。

※ ECMAscript (エクマ スクリプト)
JavaScriptの標準規格。Netscape Communications社とMicrosoft社でJavaScriptの仕様が微妙に異なっていたため、両社が参加の上、ECMA (European Computer Manufacturer Association / エクマ:ヨーロッパ電子計算機工業会)が標準化したもの。

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