~統合クライアントモジュール「Junos Pulse」を使ってスマートフォンからも社内と同等のアクセス環境を構築。業務効率の向上を実現~
大手総合スーパー、コンビニエンスストア、食品メーカーなどのセールスプロモーションや、展示会、店舗の企画・デザイン・施工等、全国で幅広い広告業務を展開しているスコープでは、従業員の出張、外出が多く、社内ネットワークへのアクセスを必要とする業務に遅延が発生してしまうことが大きな問題となっていました。またメールに関しては、持ち出し用の共有PCへメールサービスのアカウントを付与して利用させていたため、複数の従業員が同じアカウントを利用しており、セキュリティ面での懸念や業務上の不便さが課題となっていました。そこでスコープでは、業務の効率化、利便性の向上とセキュリティ確保を同時に実現できるリモートアクセス環境の構築を目指し、情報収集や検証を実施しました。その結果採用されたのが、従来のパソコン端末からのリモートアクセスのみならず、実際に利用している社員から強く要望のあったスマートフォンからのリモートアクセスにも対応している「Juniper SA」です。
Juniper SAでは、顧客ニーズにあわせて接続方式を選択することができます。そこでスコープでは、社内と同等の業務環境をスマートフォン上に実現できるJunos Pulseクライアント(統合クライアントモジュール)を利用したNetwork Connect接続(※トンネリング接続)を採用しました。これまでのスマートフォンでのリモートアクセスでは、Webアプリケーションのみ利用可能であり、限定的なリモートアクセスしか実現できませんでしたが、Junos Pulseを用いたNetwork Connect接続では、スケジュール管理やメール確認、社内業務アプリについてもPCと同じ環境をスマートフォン上で実現することができます。
一方で懸念されるセキュリティについては、クライアント証明書を利用した認証や、Active DirectoryとJuniper SAとの連携認証を実施することで、ユーザをより強固に限定、管理することが可能です。また、現在はPC端末のみに対応している端末チェック機能も今後スマートフォンにも対応する予定となっています。
Juniper SAの導入によりスコープでは従業員の業務がより効率化され、その勤務時間も以前に比べ削減されました。また、スマートフォンでの業務、リモートアクセスによる在宅勤務も実現し、より多様な勤務形態を従業員に選択肢として提供しています。さらに、現在では同社のシステム運用管理者の方々のリモートメンテナンス用途としてもJuniper SAが利用されており、作業時間の大幅短縮を実現しています。
<Juniper SA導入の効果>
1. PC、スマートフォンからのリモートアクセスで、場所と時間を選ばず社内と同等の業務環境を実現
2. ユーザ連携認証や端末チェックでセキュリティを確保しつつ業務の利便性を向上
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