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2010年度上期PCサーバ出荷調査報告

ノークリサーチでは2010年度上期の国内PCサーバの出荷状況を調査した。2010年度の予測も併せて調査、報告している。

<2010年度上期PCサーバ市場のポイント>
■10年度上期PCサーバ市場は、昨年の不調の底を抜けて一転2桁成長へ。
-台数は前年比11.2%アップで、250,944台
-金額市場は前年比11.1%アップで1,368億円
■統合・集約、仮想化とITサービス業の旺盛な投資意欲が需要を喚起。
■NECのトップシェア変わらず。富士通とHPのシェアはさらに縮まる。
■10年度は穏やかな景気回復とサーバ買換えが増勢となり、54万台市場へ。

PRESS RELEASE(報道関係者各位) 2010年12月14日

2010年度上期PCサーバ出荷調査報告

ノークリサーチ(本社〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1 東京芸術センター1705:代表伊嶋謙ニ03-5244-6691URL:http//www.norkresearch.co.jp)では2010年度上期の国内PCサーバの出荷状況を調査した。2010年度の予測も併せて調査、報告している。

<2010年度上期PCサーバ市場のポイント>
■10年度上期PCサーバ市場は、昨年の不調の底を抜けて一転2桁成長へ。
-台数は前年比11.2%アップで、250,944台
-金額市場は前年比11.1%アップで1,368億円
■統合・集約、仮想化とITサービス業の旺盛な投資意欲が需要を喚起。
■NECのトップシェア変わらず。富士通とHPのシェアはさらに縮まる。
■10年度は穏やかな景気回復とサーバ買換えが増勢となり、54万台市場へ。


◇対象期間:(2010年度上期実績)2010年4月~2010年9月(2010年度予測)2010年4月~2011年3月
◇対象メーカ:電子情報技術産業協会(JEITA) 自主統計参加及び未参加メーカ日本電気、富士通、デル、日本IBM、日本HP、日立製作所、東芝、三菱電機など
◇対象機種:電子情報技術産業協会(JEITA)定義に準ずる
◇調査方法:当該メーカに対する直接取材及び弊社データベースによる分析
◇調査時期:2010年12月

※図表につきましては下記URLをご参照ください
リンク

[2010年度上期出荷状況]
-10年度上期PCサーバ市場は、昨年の不調の底を抜けて一転2桁成長へ。-
10年度上期は250,944台と前年比11.2%アップの久し振りの2桁成長となった。ただし09年の不調に対しての伸びであり、まだ08年レベルには戻っていないことに注意が必要だ。市況全般をみると仮想化の進展に伴い、サーバの統合・集約による新規サーバ導入が活性化したことが背景にある。さらにITサービス業界へのサーバ需要が変わらず好調だったこと。また上期前半では昨年度末に控えていたIT投資を執行する時期も重なり、結果的には2桁の伸びとなった。業種では公共、金融や医療、流通・サービス業が比較的好調だった。製造業は、グローバル企業での景気循環が遅れているために、まだ本格的な回復とは言えない状況が続いている。
フォームファクターではタワー型が84,065台と対前年比95.3%で、減少となった。構成比でも全体の33.5%だ。ラック型は133,678台で対前年比118.0%と大きな伸びを示した。全体の構成比でも53.3%とほぼ半数を占めた。ブレード型は33,180台で14.8%、2桁の成長率を示した。ブレード型は全サーバ市場の13.2%を占めるが、その伸びは比較的緩やかだ。


[2010年度上期メーカシェア]
- NECのトップシェア変わらず。富士通とHPのシェアはさらに縮まる。-
NECは前年比105.5%と堅調な推移を示した。シェアは25.5ポイントと高い数値で1位を保った。NECは直販とチャネル販売の強力な販売力が強みだ。また市場ニーズに合わせた製品開発は販売チャネルに好評だ。官公庁・自治体、文教や流通業、ITサービス業向けのデータセンタ需要、医療関係などの動きの良い特定業界向けなどの幅広いカテゴリへ総力展開していることが特徴。
2位のHPは前年比107.6%で前年を上回る実績を示した。ただしNECと富士通の販売攻勢に挟まれて、21.5%と大きくシェアを落としている。ブレードとラックはかろうじてシェアトップだが、競合各社の想定ターゲットとなっている感がある。直販と販売チャネルのバランスではNECに対して若干分が悪い。
3位の富士通は前年比124.1%の高い伸びを示した。シェア20.2%で、2位HPとの差はわずかである。全社一丸となったPCサーバの販売体制、支援策の強化と製品の品揃えと低価格化などが奏功した。業種ではITサービス業への侵攻が目立った。NECと並んで強い販売店チャネルの支援策が、特に本年度は目立っている。
4位はデルで13.3%のシェア。対前年比103.3%で伸びは小さいが、かつてのようなSMB向けの低価格中心の展開から、大企業のシステム部門やITサービス業などの案件規模の大型化が目立ってきている。
5位のIBMは前年比119.6%の大きな伸びを示した。シェアも9.2%まで戻してきている。中堅企業以上への提案スタイルの販売チャネル活用と統合・集約型の展開でじわりと実績を高めてきている。
6位の日立は前年比125.1%と伸びは大きいが、シェアは5.0%と低い。ブレードを中心に据えた大手企業への直販主体の展開のため、台数実績では上位メーカに大きく離されている。日立グループ再編を核としたチャネル販売で台数の拡販を目指している。


[2010年度の市場展望]
-10年度は穏やかな景気回復とサーバ買換えが増勢となり、54万台市場へ。-
2010年度上期前半の好調が今後も継続するかどうかは、為替や景気の回復などの外的な要因が大きいことは否めない。その前提に立って、PCサーバ市場の本年度の見通しのポイントは次の3点。
1.景気の回復による既存サーバの見直しによる買換え需要
2.整備未対応な中堅・中小企業の業務用途での需要の期待
3.クラウドサービスの加速化によるインフラ投資のサーバ需要
クラウドや仮想化などのサーバ統合・集約化は、PCサーバ市場に大きな影響を与え始めていることに異論はない。しかしユーザが自社所有またはサービス利用を含めたサーバの位置づけをどのように選択するかが重要な点だ。
その意味で本2010年度はサービス利用と購入の見極めを真剣に検討する時期となっている。下期以降は対応が遅れているセキュリティ対策や老朽化したサーバの買換え、あるいはサービス利用かの選択を迫られることになるが、企業はサーバの導入を選択をすることになる可能性が高い。そのためクライアントやサーバOSのバージョンアップなどのきっかけもあり、サーバ市場の増勢傾向が続くものと思われる。2010年度は54万台市場まで回復することが見込まれる。


当調査データに関するお問い合わせ

株式会社ノークリサーチ担当:伊嶋謙二
東京都足立区千住1-4-1東京芸術センター1705
TEL 03-5244-6691 FAX 03-5244-6692
inform@norkresearch.co.jp
www.norkresearch.co.jp

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