専用アプリ不要でiPhone、iPod touch向けに 「どこでも」、「どこからでも」、「移動しながらでも」、「いつでも」 視聴・配信可能なライブ配信システム「SmartLive」を開発

トライアルサイトのオープンと、商用化に向けたモニターも募集開始

インターネットデータセンターのリーディングカンパニー、株式会社ビットアイル(代表取締役社長兼CEO:寺田航平 本社:東京都港区 以下ビットアイル)の子会社、株式会社テラス(代表取締役社長:寺田航平 本社:東京都港区 以下テラス)と、株式会社日本サイバーテック(代表取締役 江藤貴司 本社:神奈川県横浜市 以下NCT)は、専用アプリ不要でiPhone、iPod touch向けのライブ配信を実現する「SmartLive」(スマートライブ)を開発し、無償で試用できるトライアルサイトをオープンしたことを発表します。また商用化に向けモニターを募集開始することもあわせて発表します。

■開発の背景
携帯電話向けの動画配信は、撮影済の動画を配信するオンデマンド配信が増加しており、今後はライブ配信の需要増加も予測されています。しかし携帯電話向けのライブ配信には、携帯電話専用アプリケーションが現状不可欠のため、操作面・コスト面が課題になっています。

一方、携帯電話の中でもスマートフォン市場は、国内においてもiPhoneのヒットに加え、2010年にはAndroid2.0対応機種の発売も予想され今後の普及・拡大が予想されています。iPhoneに代表されるスマートフォンは大型ディスプレイを搭載し、動画視聴を得意とする端末であり、今後は確実にスマートフォン向けの動画を含むコンテンツ・サービス、アプリケーションが増えていくことが予想されます。

このような市場環境の中、テラスとNCTは、視聴側、ライブ配信側の両方にiPhoneアプリを必要とせずに、iPhone及びiPod touchの標準ブラウザ(Safari)から汎用的なHTTPプロトコルを使用して、Wi-Fi(無線LAN)はもとより、3G回線経由でライブ視聴が可能なサービス「SmartLive」を開発し、トライアルサイト「smartlive.jp」を立ち上げました。SmartLiveは、今後の携帯端末のプラットフォームに左右されないことを念頭におき、単一ベンダーの技術に依存することなく既存技術を複合的に応用する手法で開発しています。
今後は、商用サービス化の検討のためのモニター募集に加え、iPhone/iPod touch のみでなく、Andorid搭載のスマートフォン向けのライブ配信を視野に入れたシステム開発を行っていく予定です。

■本サービスのコンセプトと機能
1.基本コンセプト
SmartLiveは、iPhone、iPod touchなどのスマートフォン向けに 「シンプルなシステム構成」で、「どこでも」、「どこからでも」、「いつでも」視聴可能なライブ配信をオープンな技術を使用して実現します。

2.機能と特徴
1)視聴者側
(1)専用アプリ不要のライブ視聴
 視聴者は、SafariからHTTPプロトコルを使用して、フル動画のライブ・ストリーミング視聴が可能です。このためiPhone専用アプリは不要です。
(2)「どこでも、移動しながらでも視聴が可能」なWi-Fi(無線LAN)、3G回線をサポート
 Wi-Fi(無線LAN)及び3G回線の両方で視聴可能です。家庭内/公衆無線LANサービスエリアでは高速なWi-Fi接続、移動中であれば3G回線(iPhoneのみ)でライブ視聴が可能です。
(3)「いつでも視聴可能」なプレイバック機能を搭載
  リアルタイムにライブ視聴するのみでなく、プレイバック視聴(日時指定も可能)も可能です。

2)撮影会場側機材
(1)「どこからでも配信可能」なモバイル回線をサポート
通常の固定型ブロードバンド回線(光/ADSL)の他に、イー・モバイル社のEMモバイルブロードバンド回線、UQコミュニケーションズ社のWiMAXなどでもライブ配信が可能です。このため移動ライブ中継も適用可能です。
(2)カメラ/エンコーダ
PC+USBカメラ+VLCメディアプレーヤまたはネットワークカメラが使用可能です。高性能カメラ、エンコード専用機材などが不要ですので、低コストでライブ配信が可能です。
(3)複数カメラ
複数カメラを追加設置可能です。同一会場で複数カメラを使用するケースの他、複数の配信者が異なる場所から参加するケースにも適用可能です。

3.想定される適用領域
(1)B2C用途
 ・イベントのライブ中継(海外、国内)
・各種ポータルサイトへの新機能実装
・サイト訪問者が自分のカメラを登録できる参加型サイト
(2)B2B用途
 ・各種監視サービス提供用のインフラ
 (セキュリティ系サービスへの適用、沿岸、河川監視サービスへの適用など)

4.今後の進め方と役割分担
商用化サービスの提供は、トライアルサイトの運営とモニターによるシステム検証を行い、検討してまいります。システムの開発はNCT、インフラの提供と販売はテラスから行う予定です。
サービスの提供形態は、月額課金型のASPサービスを前提にしていますが、企業内に導入するアプライアンスモデルなども検討してまいります。

■トライアルサイトとモニター募集について
1.トライアルサイト
  サイト名:SmartLive
URL:リンク
  概要:どなたでもカメラ登録が可能なトライアルサイト
  カメラ:5台のカメラが登録可能。サイト上から先着順で2時間の使用が可能です。

2.モニター募集
1)目的
 ・今後の商用サービス化を検討するための機能、仕様に関するご要望の収集
2)概要
(1)募集期間
2009年12月初旬より、2010年3月末日まで
(2)応募条件
・積極的にご利用いただける企業・法人様
 ・当社が定める配信規模などの制限事項に同意いただける企業・法人様
 ・アンケートのご協力、事例紹介として公表へ同意いただける企業・法人様
(3)モニターへの特典
・トライアルサイト機能を元にしたモニター様へのライブ環境の無償提供
 ・ただし、カメラ本体とその設置のための交通宿泊費、専用サイトのデザイン費などは別途有償でのご提供となります。

このプレスリリースの付帯情報

システム構成図

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

*1:VLC
VLCメディアプレーヤ (VLC media player, VideoLAN Cliant)。クロスプラットフォーム対応のメディアプレーヤで、GPL下で配布されるオープンソフトウェア。

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