IBM solidDBは、従来のディスクからの読み書きを行うデータベースに比べ最大で 10 倍という超高速のリレーショナル・インメモリ・データベースです。ORACLE、IBM DB2、MS SQL Serverなどの汎用データベース のキャッシュとして使う場合も、スタンドアローンの記録用データベースとして使う場合も、高いパフォーマンスを要求されるデータアクセスを超高速に提供することができます。
IBM solidDBは、ビジネスにおけるデータの可用性とアクセスの容易性を実現するように設計されています。 アプリケーションによって制御され、データベースをほぼ自動で実行することが可能で、想定内あるいは想定外のシステム停止や遅延に関連するコスト削減に役立ちます。さらにクラス最高のハードウェア・システムだけでなく、一般的なハードウェア・システムでも動作可能なため、企業はニーズに合った最適なソリューションを選択できます。
通信ネットワーク、エンタープライズ・アプリケーション、組込ソフトウェア、組込システムなど、インストール数は合計 300 万を超える導入実績があり、Cisco や HP、Nokia、Siemens など市場をリードする企業にミッション・クリティカル・アプリケーション向けとして導入いただいています。例えば、多数の同時接続ユーザーから高い頻度でアクセスされるといった、データの高速化が求められる分野としては、チケット発行、ホテル予約、航空会社のシート予約、プライスリストの更新、通信インフラ、電話課金システムなどに使われております。
11月18日に発表されました最新バージョン V6.5では、複数のアプリケーションが単一の solidDB インスタンスを共有することができる共有メモリー・アクセス、Java Transaction API (JTA) インターフェースを介して2 フェーズ・コミットによる分散トランザクションのサポート、および Unicode の使用による複数言語サポートの改善などの機能拡張が提供されます。
【特長】
■超高速(約10倍のパフォーマンス向上)
データをディスクではなく、常時メイン・メモリー上に保持するため超高速に動作します。アプリケーションからは、標準インターフェース (ODBC、JDBC、SQL) 経由で活用できます。
■究極の可用性(99.9999%の可用性)
システムに障害が発生した場合、1 秒以内に回復することが可能で、ミッション・クリティカルなアプリケーションが要求する究極のデータ可用性を提供します。
構成は 2 ノードのホットスタンバイとなっており、常に 2 セットのデータを同期させて保持されます。
■低コスト
超高速性・究極の可用性により、データを常に利用できる状態に保ち、停止あるいは遅延に伴うコストを削減したいというビジネス側の要件に対応します。
既存のSQLのスキルを活用し、低コストでの開発が可能であり、また簡単に導入・構成することができます。
■DB2 や IDS のデータに高速アクセス
現行の IBM データ・サーバーと統合できるため、IBM DB2 や IBM IDS のキャッシュとして使用し、それぞれに格納されているデータへのアクセスを高速化することができます。数多くのユーザーが 同時にアクセスすることが多いデータにおいて、真価を発揮します。
■データの永続性と復元性を確保
すべてのデータをイン・メモリーでアクセスできると同時に、更新データのディスクへの書き込みを行い、チェックポイント機構とトランザクション・ロギング機構によりデータの復元性を確保しています。
理経はeコマースシステムなどの開発で培った知識や経験を生かし、製造業、金融業、サービス業を中心とする一般企業、SIベンダーへ提案・販売いたします。また、同様に組み込みシステムの当社の知識や経験も活用し、組み込みシステム開発ベンダーに対しても提案・販売いたします。
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