ヤマト科学、PTC(R)のPro/ENGINEER(R)を活用し、全社的な業務プロセス改革を推進

Pro/ENGINEERによる製品データで中国工場との協業も活発化

【2009年9月14日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、会長兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区)は、理科学機器分野におけるリーディングカンパニーであるヤマト科学株式会社(以下、ヤマト科学、本社:東京都中央区、代表取締役:森川 智)が、Pro/ENGINEERによる設計3次元化を実施、全社レベルで生産革新を推進していることを発表しました。

ヤマト科学は、1889(明治22)年の創業以来、理科学機器・試験研究設備・分析計測機器・産業試験検査機器・医療機器のメーカーとして、また、研究開発全般及びものづくり・生産技術革新に必要な高度先端機器を取り扱う商社として、積極的に事業を展開しています。


3次元CAD設計環境の整備を目的としてPro/ENGINEERを1997年に導入したものの、多数の設計熟練者は2次元CADでの設計を選択していました。同社は、Pro/ENGINEERを設計ツールプラスアルファのソリューションとして捉えることで、製造部門も3次元データを共有できるオリジナルPDMシステムを構築、CADデータの可視化を実現し、2次元CADから3次元CADへの全社的な移行に成功しました。また、全設計者を対象とした独自のPro/ENGINEERスキル評価試験を導入・実施し、試験結果を社員評価に反映することで、設計者への3次元設計の急速な普及と設計者のモチベーションの向上を同時に実現しています。


さらに、Pro/ENGINEERを活用して主力製品であるドラフトチャンバーのテンプレートモデル化に取り組み、全モデルの30%をテンプレートモデルによる自動出図により処理していく計画で、現在はテンプレートモデルの型式を増やす事も検討しています。テンプレートモデル化した製品を営業部門でも有効活用し、低コスト・短納期の提案型営業スタイル確立を目指しています。


ヤマト科学の取締役である依田 充仁氏は、「当社では現在、中国工場もPro/ENGINEERで統一し、既存製品の3次元データ化に取り組んでいます。テンプレートモデルの例に限らず、フィールドエンジニアリングの分野でも3次元データの活用が重要度を増しているのが実情です。中国の設計レベルも向上していますので、中国工場のCAD推進に関しては来期以降、中国工場単独で新製品開発を行う事も視野に入れています。テンプレートモデルの精度向上を始めとして、加工機の稼働率アップや工程管理、M-BOM管理、PDMそして最終段階のPLMまでの全社統一のPLMシステムは、現在計画立案を検討しており、今後もさらに加速させる方針です」と述べています。


PTCジャパン パートナー事業本部バイスプレジデントのクリストファー・ランメル(Christopher Rummel)は、次のように述べています。「理化学機器をはじめとした高度先端機器の市場において、ヤマト科学がPTCのPro/ENGINEERを活用して、全社をあげた生産革新に成果を上げていることを大変嬉しく思います。PTCは、今後も企業が市場競争において優位に立てる技術開発をサポートし、使いやすく拡張性の高いベストソリューションを提供していきます」


ヤマト科学は、PTCの販売代理店である株式会社大塚商会を通じてPTCのソリューションを導入しています。


*Pro/ENGINEERのスクリーンショットおよびオリジナルPDMシステムのビューワー画面は、以下URLにてご参照いただけます。

■PDMより起動する3次元データのビューワー
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■Pro/ENGINEERによるドラフトチャンバーのASSY画面
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■テンプレート化されたドラフトチャンバーのモジュールデータ画面
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【ヤマト科学株式会社について】
ヤマト科学は医薬用ガラスの卸商を営む「倭屋森川惣助商店」として1889年に創業、1946年に株式会社として改組。現在は、理科学機器・試験研究設備・分析計測機器・産業試験検査機器・医療機器のメーカーとして、また、研究開発全般及びものづくり・生産技術に必要な高度先端機器を取り扱う商社として、積極的な事業展開を行っています。また、グループ企業を通じて、食品容器やエレクトロニクス新素材の販売、病院向け医療機器・器材や消耗品の販売、及び韓国・中国において電子部品(液晶デバイス)の製造も行っています。Webサイト:リンク


【PTC SMB向けソリューションについて】
PTCの中堅・中小規模企業(SMB)向けソリューションは、低価格でご提供する、使いやすく拡張性の高い製造業向け3次元CAD/CAM/CAEソリューションです。また、製品データ管理およびコラボレーション(協業)の領域でのSMB特有の要件に対応する製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションもご提供しています。PTCは現在320社の代理店を通じて41ヵ国、35,000社におよぶ中堅・中小規模企業のお客様にソリューションをご提供しています。


【PTCについて】
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品開発におけるグローバル化、市場投入時間の短縮、業務効率の追求など、製造業における企業の個々の課題に対応するソフトウェアとサービスを提供しています。重工業、電子・ハイテク、航空宇宙・防衛、自動車、消費財、医療産業においてPTCのCADソフトウェア、コンテンツ管理およびプロセス管理ソリューションを活用することにより、企業は主要な経営目標の達成ならびに顧客ニーズと業界法令基準双方に適合する革新的な製品開発の実現を可能にしています。


【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。
Webサイト:リンク


* PTCの社名、ロゴマークおよびPro/ENGINEER、Windchill、CoCreate、Arbortext、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

関連情報
http://www.ptc.com/
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