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PTCと伊ダラーラ・アウトモビリ社、勝利をもたらすレーシングカーの開発を支えるテクノロジー・パートナーシップが15年目を迎える

フォーミュラ3、米国インディ、GP2、ル・マンに参戦するレーシングカー・メーカーがPTC(R)の製品開発システム(PDS)により革新的デザインを創造

【2009年3月25日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、会長 兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)は、数十年にわたりレーシングカー、スーパーカーを専門に設計・製造を行っているイタリアのダラーラ・アウトモビリ(Dallara Automobili)社におけるPTCとのテクノロジー・パートナーシップが15周年を迎えるとの米PTC社の発表を明らかにしました。ダラーラ社は、1993年以降、レース車両開発においてPTC製品開発システム(PDS)を標準採用しています。

ダラーラ社はフォーミュラ3、米国インディ・レーシング・リーグ向けレース車両を開発しており、フランスのル・マン24時間レース用ツーシーター・スポーツカーおよび2005年からはGP2シリーズ用車両などの開発も行っています。最近の開発実績としては米国市場向けカバードホイールカーのプロトタイプであるグランダムなどがあります。

ダラーラ社の40名のエンジニアがPTCのPro/ENGINEER(R)を用い、安全基準に準拠しながらも最高スピードが達成できる高度なエアロダイナミクス性能を持つ車両の開発を行っています。同社が採用する最先端の設計手法は、車両開発に必要とされるすべての機能を有する統合3次元CAD/CAMソリューションであるPro/ENGINEERに基づいており、自動車業界におけるPTCのソフトウェア・テクノロジーの継続的な優位性を実証するものです。ダラーラ社では設計情報が統合・管理されていますが、その環境が開発情報管理の分野にまで拡張しつつあります。例えば、PTCのPro/INTRALINKデータ管理システムを導入することで設計情報を設計部門での共有だけではなく、従来からの境界線を越えて同社内のエンジニアリング以外の部門へも提供できるようになりました。

ダラーラ・アウトモビリ社最高設計責任者であるルカ・ピグナッカ(Luca Pignacca)氏は、「我々は1993年から車両設計にPTCのPro/ENGINEERを使用しており、構造部とボディ外板部両方の設計に活用しています。車両の全体設計はPTC製品による統合設計環境で行われ、パラメトリック・モデリングや構造解析機能、そして他社製シミュレーションソフトとの連携機能にも最大限に活用しています」と述べています。

ダラーラ社の新車両の基盤となるのは、開発構想と外注委託しているパワートレインです。そのアイデアは、後から開発される各機能部品、ボディ部品とともに、機構ユニットとして構築されます。

「レーシングカーでは、全部品がエアロダイナミクスに最適化された車体ユニットとして一体化されていなければならないため、Pro/ENGINEERのパラメトリック・モデリング機能は当社の設計開発において重要な役割を担っています。各部品にはまず風洞テストが実施されますが、Pro/ENGINEERのパラメトリック機能を用いることで微妙に異なる膨大な数のモデルを作成し、部品を実際に作って風洞テストの結果をもとに選別します。部品のデジタルモデルと2次元の表データからCAMツールによる工程までのプロセスにおいて派生するすべてのモデルとの関連性を持たせることは、各部品の性能の最適化や厳しいスケジュールで作業を遂行するうえで、極めて重要なのです」とピグナッカ氏は説明します。

ダラーラ社のレーシングカー開発に採用されている設計および構造解析手法は同社のスーパーカー開発にも採用されています。Pro/ENGINEERがこれらの車両開発の効率化に大きく貢献した実例として、2006年4月から2007年2月までのわずか10ヶ月間で、一基のアウディ社製エンジンから2007年ジュネーブ自動車ショー出展用の車両を完成させた、最近のKTM X-Bowプロジェクトについてピグナッカ氏は言及しています。

ピグナッカ氏は、「このスーパーカー開発はオートバイの開発を専門とするKTM社との協力で進めたものですが開発に必要な機能はPTCのPro/ENGINEERですべてまかなうことができました。アウディ社が開発したパワートレインは、我々がシャシーと車体の設計で利用するものと同一のCAD環境で設計されるため、すでに存在するレース仕様車両から新たに極めて特殊なロードカーを開発する際に、Pro/ENGINEERを活用することで非常に効率的な作業が可能になりました」と説明しています。

PTCビジネス・デベロップメント部門バイスプレジデントのイエン・ミシェル(Iain Michel)は、「PTCとダラーラ・アウトモビリ社の長期的なパートナーシップが成功していることを誇りに思います。PTCの製品開発システム(PDS)は、ダラーラ社が引き続き革新的な次世代レーシングカーの設計を推進していくために必須となる技術を提供しています。製品開発における取り組みの一環としてPTCソリューションを継続して実践しているダラーラ社に、今後もサポートを提供していきたいと考えています」と述べています。


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ダラーラ・アウトモビリ社について
ダラーラ・アウトモビリ社は1972年にジアン・パオロ・ダラーラ博士が創業したレーシングカー・メーカーで、イタリアのパルマ近郊に本拠を置く170名以上の従業員を有する会社です。同社はインディーカー、ワンメイク・シングルシーター・チャンピオンシップ、フォーミュラ3、スポーツカー・レーシングなどで成功を収めており、数多くの主要自動車メーカーとのレーシング・プログラムにおいて設計・製造、協業を行ってきました。これらにはアウディR8、R10、フェラーリ333スポーツカー、ベータ・モンテカルロ・グループ5、ランチア向けLC1グループC車両、トヨタのルマン向け車両のエアロダイナミクス、1999年のホンダF1車両などがあり、その他にも機密保持を理由に公表を控えている他社との協業や成功事例などがあります。
ダラーラ社の施設は、風洞設備2基、7ポスト・ダイナミック・テスト装置1基、CAD/FEA/CFD設計設備、および最新式設備を備えた加工施設など最先端の技術水準を誇り、トップレベルのF1チームに匹敵する設備を有しています。

自動車業界向けPTCソリューションについて
自動車業界向けPTCソリューションは、業界のOEM企業やサプライヤ各社が抱えている製品設計や製品ライフサイクル管理に関連したニーズに合わせて開発されています。1,400社を超える自動車関連メーカーに3次元設計や製品データ管理、コラボレーションなどのエンタープライズ系ソリューションを提供しており、なかでもパワートレイン系サプライヤの主要10社のうち8社、さらにOEM企業の主要5社のうち3社がPTCのソリューションを利用しています。

PTCについて
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品開発におけるグローバル化、市場投入時間の短縮、業務効率の追求など、製造業における企業の個々の課題に対応するソフトウェアとサービスを提供しています。重工業、電子・ハイテク、航空宇宙・防衛、自動車、消費財、医療産業においてPTCのCADソフトウェア、コンテンツ管理およびプロセス管理ソリューションを活用することにより、企業は主要な経営目標の達成ならびに顧客ニーズと業界法令基準双方に適合する革新的な製品開発の実現を可能にしています。

PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。Webサイト:リンク

* PTCの社名、ロゴマークおよびWindchill、Pro/ENGINEER、CoCreate、Arbortext、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

以上

関連情報
http://www.ptc.com
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