北京飛機維修工程有限公司がPTC(R) Arbortext(R)を導入、航空機のMRO(整備、修理、点検)業務を改善

北京飛機維修工程有限公司がPTC(R) Arbortext(R)を導入、航空機のMRO(整備、修理、点検)業務を改善

【2009年3月5日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、社長兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)は、航空業界初、最大の民間機メンテナンス合弁企業であり中国民間航空事業団(CAAC)の航空部門が出資する北京飛機維修工程有限公司(AMECO Beijing、以下AMECO)が、PTCの製品情報提供ソフトウェアArbortextを導入し、「整備、修理、点検(MRO)」関連マニュアルをタイムリーかつ正確に更新し、同社の航空機サービスのスピードと効率を大幅に改善したとの米PTCの発表を明らかにしました。

AMECOの主要事業は西欧諸国で製造された航空機の機体、エンジン、部品の整備および点検で、技術サービスやトレーニングも提供しています。近年、中国の航空業界は急激な成長を見せています。航空会社やMRO企業は、セキュリティや法規制遵守の強化、開発スピードの維持を推進するため、技術文書や変更および構成情報の管理を強化する先進のシステムを取り入れる必要に迫られています。さらに、航空会社の多くは3、4ヶ月に一度の割合で社内マニュアルやドキュメントの作成、更新、維持が必要となっています。AMECO社ではこのような課題に対応できる、安定性、拡張性の高い先進的なシステム・プラットフォームを求めていました。

AMCO社での最重要検討事項は、業務上必要不可欠な大量のドキュメントやマニュアル、その他の発行物を作成・管理できるダイナミックなコンテンツ管理とパブリッシングシステムでした。PTCのArbortextソフトウェア導入により、AMECOはS1000D等、航空宇宙業界における多くの技術文書標準に準拠したこの一体型システムであらゆるMRO情報のダイナミックな管理と発行を可能としました。さらに技術マニュアルのコンテンツの再利用ができ、作成された情報はMRO資料の作成・維持管理に関わる担当者全員がアクセスできるコンテンツ一元管理システムに保存されます。その結果、編集者は既に存在する情報の検索や再作成に時間を割くことが不要となり、データ精度の向上と整備マニュアルの更新発行サイクルの短縮へと結びつきました。

AMECOのITマネージャーであるガン・デシェン(Gan Desheng)氏は、「AMECOの整備業務における技術ドキュメントの編集、承認、発行プロセスの標準化においてPTCのサポートが大きな役割を果たしてくれました。私のこれまでの協業経験上、PTCは最も優れたサプライヤの中のひとつであると言えます。PTCの経営幹部や社員の幅広い業界知識と熱心さは目を見張るものがあり、PTCの製品やサービスはAMECOの要求をすべて満たしています。今後もPTCとの長期的な協力関係を期待しています」と述べています。

PTCの航空およびMRO企業営業担当バイスプレジデントのクリス・クレクティング(Chris Krechting)は、「MRO関連メンテナンスマニュアルに対応する唯一のソリューションとしてAMECO社にPTC製品を提供できることを嬉しく思います。サービス技術者への質の高い情報や特定航空機に関する情報の提供機能は、AMECO社の情報品質向上とMROの時間短縮という事業目標の達成を実現させるものと考えています。この目標に向かって努力するAMECO社と協力し、今後も長期的な戦略パートナーとして良好な関係を築いていきたい」と述べています。


AMECOについて
北京飛機維修工程有限公司(AMECO Beijing)は中国国際航空とルフトハンザ ドイツ航空が共同出資する合弁企業で、北京首都国際空港に本社を置いています。1989年8月1日に設立され、登記資本金は1億8753万米ドル、60%を中国国際航空が、40%をルフトハンザが保有し、40年間の合弁契約が結ばれています。サービスを提供した顧客数は国内外で80社を超えています。

PTCについて
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品開発におけるグローバル化、市場投入時間の短縮、業務効率の追求など、製造業における企業の個々の課題に対応するソフトウェアとサービスを提供しています。重工業、電子・ハイテク、航空宇宙・防衛、自動車、消費財、医療産業においてPTCのCADソフトウェア、コンテンツ管理およびプロセス管理ソリューションを活用することにより、企業は主要な経営目標の達成ならびに顧客ニーズと業界法令基準双方に適合する革新的な製品開発の実現を可能にしています。

PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。
Webサイト: リンク


* PTCの社名、ロゴマークおよびArbortext、Pro/ENGINEER、Windchill、CoCreate、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

関連情報
http://www.ptc.com
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