日本調剤、全国展開する調剤薬局のデータ集計・分析システムにDr.Sum EAを採用

全国263店に及ぶ調剤薬局のデータ集計・分析を短期間に低コストで運用を開始、良質な医療サービスを提供するための機能拡張も容易に実現

 Form&Dataのウイングアーク テクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:内野弘幸、以下 ウイングアーク テクノロジーズ)は、医薬の専門家集団であり、日本国内で唯一、調剤薬局を全国展開している日本調剤株式会社(以下 日本調剤、本社:東京都千代田区、グループ総店舗数:263店舗※2009年1月現在)が、全国展開する店舗の詳細を把握するために構築した「JP分析ダッシュボード」に、データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」を採用・導入したことをお知らせいたします。


 日本調剤では、全国263店舗で年間700万枚超の処方箋を取り扱い、それらを含めたデータを他社製データウェアハウスから出力される定型帳票、Excelのマクロによるアプリケーションで分析していました。しかし分析要素より、定型帳票の出力が主な使い方となり、活用範囲の拡大が課題となっていました。そこで、レポートの自由度が高いデータ分析環境を提供するため新たな分析システム「JP分析ダッシュボード」を構築しました。
 「JP分析ダッシュボード」は、「Dr.Sum EA」を中核に4つの分析システムで構成され、2007年1月、開発に着手してから年内に薬剤本部向け、システム部向け、2008年には支店長向け、経理向けの運用を開始。Dr.Sum EA Datalizer for Web、Dr.Sum EA Visualizer Optimapを活用し、各薬局における数値データをグラフィカルに表現する環境を実現しました。更に薬局のライブ映像とのリンクを行い、より直感的・具体的にデータを把握できるシステムを短期間、かつ、低コストで開発し運用しています。


 分析システムに、「Dr.Sum EA」が導入された理由は以下の通りです。
(1)サーバライセンスのコスト体系
(2)高い集計パフォーマンス
(3)レポートの自由度が高いこと
(4)高度な知識や技術が不要で社内でも容易にレポートが開発できること


 実際、「JP分析ダッシュボード」の薬剤本部向けの分析システムでは、「メイン」「調剤」「OTC(*1)」「施設・病院」などのタブを切り替えることで、各店舗で処理された処方箋の枚数や売上げ、薬剤の使用量、在庫量、薬剤師の生産性、KPIに基づく薬剤師のポイントや店舗のポイント、ランキングなどを容易な操作で管理・分析できるようになりました。「Dr.Sum EA」を組み込んだ分析システムの評価は、次のとおりです。
・容易な操作性、非常に簡単かつ自由度の高い分析が可能
・高いパフォーマンス、サーバの分散化により大容量データの処理が可能
・インターフェイスの統一により、ツールごとに使い方を覚えることが不要
・開発性やデータ管理性の向上、開発についてはフロントエンドの内製化が可能


 日本調剤では、棒グラフやレーダーチャートによりデータをグラフ化することで、生産性の高い薬剤師は誰なのかなど、評価を一目で把握できるようになり、業務効率の向上だけでなく顧客サービスの向上につなげています。


 将来的に処方箋の内容にまで踏み込み、患者ごとの分析が可能なレベルまで詳細なデータを提供することを検討しており、「JP分析ダッシュボード」によるデータ活用が優秀な薬剤師による良質な医療サービスの提供を強力にサポートしていくことになります。
 今後についても、2010年までにレポートなどフロントエンド部分は社内で開発できる体制を整え、本社・本部の担当者や支店長だけでなく、各店舗でもアクセス権限に応じて必要な情報がすべて分析できる仕組みの実現を目指しています。


 日本調剤のDr.Sum EA導入事例詳細については以下URLをご参照ください。
リンク


(*1)OTC:処方箋が無くても薬局などで購入できる一般医薬品(Over The Counter Drug)


[日本調剤株式会社について]
URL:リンク
設立:1980年3月
所在地:東京都千代田区
事業内容:調剤薬局の経営、医薬品製造販売、労働者派遣紹介(子会社事業含む)


[ウイングアーク テクノロジーズについて]
「Form&Data」のウイングアーク テクノロジーズは、大手SI企業や企業の情報システム部門が取り組むシステム開発と現場業務の効率化をはかるため、「帳票、レポート、ドキュメント」の分野に特化したツール・ミドルウエア製品、サービス、サポート、導入支援、トレーニング等のサービスを提供します。とくに、情報システムに共通する「データ」のINとOUTに対して、業務に見やすい「フォーム」を使ったユーザインターフェイスによって、ソフトウエアの組み合わせによる短期システム構築と、わかりやすい業務の運用を実現しています。
・「SVF」【帳票出力】基幹系帳票システムの統合・共通化、帳票運用の効率的な一元化
・「Dr.Sum EA」【データ活用】業務に蓄積されるデータの高速な集計分析と可視化
・「StraForm」【帳票入力】業務にあるドキュメントのデータ化とWebシステム化


[会社概要]
社名:ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
代表取締役社長:内野 弘幸
設立:2004年3月
資本金:1億円
売上高:83億円(2008年2月期)
従業員数:161名(2008年2月現在)
事業内容:帳票・レポート・ドキュメントの分野におけるソフトウエア製品の開発、販売、導入支援、保守サービスの提供。
URL:リンク


<製品に関するお問合せ先>
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社  
〒108-0075 東京都港区港南1-8-15 Wビル14F
TEL:03-6710-1700  FAX:03-6710-1701  
E-mail:drsum@wingarc.co.jp


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