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アウディスポーツ、PTC(R)製品開発システム(PDS)を活用し、ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)チャンピオンシップ・タイトルを獲得

モータースポーツ部門がアウディA4 DTM優勝車両の開発にWindchill(R) を活用、マルチCADデータ利用とコラボレーションを推進

【2008年12月22日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、社長兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)は、同社のテクノロジーパートナーであるアウディスポーツに対し、2008年度ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)におけるチャンピオンシップ獲得について祝福の意を表明した米PTCの発表を明らかにしました。アウディスポーツは、DTM用アウディA4に搭載されるエンジンを10年近くにわたりPTCのパラメトリックCAD/CAM/CAEソリューションであるPro/ENGINEER(R)を活用して開発しています。マルチCADデータ管理と設計部門間のコラボレーションの必要性から、今年は開発プロジェクトを支援する共通のバックボーンとしてPTCのコンテンツおよびプロセス管理ソリューションであるWindchillを導入しました。PTCの製品開発システム(PDS)の展開により、アウディスポーツはさらなる品質向上とプロセスの効率化を実現し、開発中に評価・検討したデザインのバリエーションは50%増加しました。

ドイツのプレミアムカー・メーカー、アウディのモータースポーツ部門であるアウディスポーツは長距離レース用車両の開発とテストを受け持っており、アウディ本体の開発部門と緊密な連携をとっています。アウディスポーツは、2008年度のDTMチャンピオンシップ・タイトルを獲得し、すばらしい成績で今シーズンを終えました。DTMはヨーロッパのレースシリーズでは極めて人気のあるシリーズで、数百万人にもおよぶファンがサーキットに赴いたりテレビの生中継で観戦します。DTMのチャンピオンシップ・タイトルは、アウディスポーツが今年参戦した4つのレースシリーズのタイトル中、4つ目となります。アウディスポーツの正式ファクトリーチームは、ル・マン24時間耐久レース、アメリカン・ル・マンシリーズ、欧州ル・マンシリーズの長距離レースですでに優勝を果たしており、DTMチャンピオンシップについては2年連続の総合優勝となります。しかし、アウディは今年、完全な新開発車両でシーズンをスタートしており、DTM用アウディA4は先期車両と比較し、技術的にもさらなる進化を遂げています。アウディのエンジン開発者は460馬力を生み出すV8エンジンの内部摩擦をさらに低減することで性能曲線とトルク特性を改善しています。この最適化作業にはエンジン開発ツールとして定着しているPro/ENGINEERが活用され、また、レース用TDIエンジンであるR10 TDI LMPの開発プロジェクトでもPro/ENGINEERが使用されています。


一般的な自動車の開発には最大3年の年月を要しますが、Windchillの導入によりマルチCADデータ管理と、車両、シャシー、エンジンの開発チーム間のコラボレーションが可能になったことから、次世代のアウディA4 DTM車両の開発では開発から製作までが1年未満で完了しました。Windchillを活用することで、使用しているCADツールに関わらず、どのCADデータでも最新のデータを全ユーザーに提供することができます。


アウディスポーツのエンジン開発責任者であるウルリッヒ・バレツキー(Ulrich Baretzky)氏は、「WindchillがベースのPTC製品開発システム(PDS)を導入したことで、情報の検索時間の短縮と不必要なデザイン検討の低減が実現しました。マルチCADツールが作り出すデータをうまく管理することは非常に難しいですが、Windchillの導入はこの難題を解決してくれました」と述べています。Windchillはエンジン開発の分野ではすでに導入されており、マルチCADデータ管理について評価したところ、複雑なCATIAのデータ構造も全く問題なく容易に管理できることが明確になり、Windchillを選定する決定理由となりました。また、アウディスポーツは、Windchillが他のエンタープライズシステムと連携ができ、開発の情報を下流工程でも活用できるということの価値も認めています。アウディスポーツを統括するウルフガング・ウルリッヒ氏(Dr. Wolfgang Ullrich)は、「昨年優勝した車両以上のDTM車両を開発する必要があったのです。PTCとの長年のパートナーシップにより、さらなる競争優位性を生み出すことができました。開発期間短縮が実現したことでさらに多くのデザインを評価検討することが可能になり、その中からエアロダイナミクスやシャシーについても最善のデザインを選択できるようになりました」と述べています。


PTCシニア・ディビジョナル・バイスプレジデントのマーク・デュアン(Marc Diouane)は、「新たなDTMチャンピオンとなったアウディスポーツのファクトリードライバーであるティモ・シャイダー(Timo Scheider)氏、レースチームの皆さん、そしてアウディスポーツ部門の皆さんに対してお祝いを申し上げます。新開発のDTM用アウディA4の開発、最適化を献身的に推進された多くのエンジニアの皆さんがいらっしゃらなければ得られなかった勝利だと思います。難題を乗り越え、これまでのイノベーションにさらに磨きをかけた皆さんの努力が報われたのだと思います。世界各国で優れた自動車関連企業がPTCソリューションを利用し、複雑な製品開発プロセスを管理していますが、アウディ社における活用方法はそのすばらしい例として挙げられるものであり、世界に認められたこのチームの開発プロセスを、WindchillとPro/ENGINEERが支援していることを誇りに思います」と述べています。



アウディスポーツについて
レース用車両の開発とテストの中心となるのはインゴルシュタット(Ingolstadt)とネッカーズウルム(Neckarsulm)の事業所に所属する約160名の社員です。アウディスポーツはアウディ社(Audi AG)の技術開発部門に属しており、技術開発担当役員のミヒャエル・ディック(Michael Dick)氏の指揮下にあります。1993年11月からアウディスポーツを率いているのがオーストリア出身のウルフガング・ウルリッヒ氏です。アウディスポーツが2008年に参加したファクトリーサポートのレースイベントは30回近くにおよび、参戦史上最も大規模かつ意欲的なプログラムとなりました。結果は、新開発のアウディA4 DTMでのDTMタイトル、アウディR10 DTIで参戦したル・マン24時間での3年連続優勝、そしてアメリカン・ル・マンシリーズ、欧州ル・マンシリーズでのタイトル制覇という、これまでで最も成功したシーズンとなりました。


PTCの自動車業界向けソリューションについて
PTCの自動車業界向けソリューションは、業界のOEM企業やサプライヤ各社が抱えている製品設計や製品ライフサイクル管理に関連したニーズに合わせて開発されています。1,400社を超える自動車関連メーカーに3次元設計や製品データ管理、コラボレーションなどのエンタープライズ系ソリューションを提供しており、なかでもサプライヤの上位10社のうち8社、さらにOEM企業の上位5社のうち3社がPTCのソリューションを利用しています。


PTCについて
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品ライフサイクル管理(PLM)、コンテンツ管理、エンタープライズ・パブリッシングの各ソフトウェア・ソリューションを世界50,000社以上の企業に提供しており、その中には製造、出版、サービス、官公庁そしてライフサイエンスなどの産業分野の革新的な企業が含まれます。PTCの株式はNASDAQ市場に公開されており、S&P Midcap 400とRussell 2000の両指標に含まれています。


PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、エンタープライズ・パブリッシング・ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。
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* PTCの社名、ロゴマークおよびWindchill、Pro/ENGINEER、CoCreate、Arbortext、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。


以上

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