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TIS、ワコールの流通BMS対応の通信環境をDALのACMSで構築

ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤宮 宏章、以下TIS)とEDI(電子データ交換)ソフトウェアでのトップシェアを誇る、株式会社データ・アプリケーション(本社:東京都中央区、代表取締役社長:橋本 慶太、以下DAL)は、女性下着などを中心としたアパレルメーカー大手の株式会社ワコールホールディングス(以下ワコール)の「流通ビジネスメッセージ標準(以下流通BMS)※1」に対応したEDIシステムの通信環境を構築したことを発表します。

流通BMSは、経済産業省の「流通システム標準化事業」のもと、2006年度の加工食品・日用品などのグロッサリー商材を対象として小売・卸業13社による共同実証を経て、2007年4月に新しいEDIの規格として策定・公開されました。そして2007年度以降、商材を生鮮食品やアパレルなどに拡大し業界ごとに実用検討が開始され共同実証が進められています。
ワコールは、「流通システム標準化事業」にアパレルメーカー代表として参加しており、チェーンストア業界、百貨店業界と深い関わりを持ち、流通BMSの普及に積極的に取り組んでいます。流通サプライチェーンの全体最適を目的とした製・配・販三層間のスムーズな情報連携を推進するため、公開された流通BMSへの対応も早い段階で検討していました。
ワコールでは同社の主要ブランドの一つである「ウイング」の基幹系業務システムの2008年5月刷新に合わせて、同システムでのEDIを流通BMS対応とすることを決定し、2007年に対応方法の検討を開始し、通信環境構築のパートナー選定をはじめていました。TISは、ワコールのニーズに合わせ、既存システムで利用されているDALのEDIパッケージ「ACMS※2」を拡張して流通BMS対応する方法を提案し、以下のような理由からパートナーとして採用されました。


・DALの「ACMS」を既存システムに利用しており、安定性や機能面で高く評価していた
・「ACMS」ではすでに流通BMS対応で多くの実績を持っていた
・「ACMS」拡張による対応での運用後の投資対効果が高いと想定された
・2007年にTISが「ACMS」を活用して、化粧品・日用品、一般用医薬品卸売業の大手、株式会社パルタックKSの流通BMS対応をいち早く支援した実績を持っていた


ワコールの流通BMSへの対応は、2007年12月より開始され大手総合小売との接続テストを経て、2008年5月の「ウイング」ブランドの新基幹系業務システムのカットオーバーと同時に行われています。
今回の流通BMS対応により「ウイング」ブランドの取引通信のブロードバンド化が実現し、データ送受信速度は大きく向上しました。今後も大手総合小売をはじめ百貨店など複数の取引先との相互接続も予定しており、取引量が大きくなる本格利用の段階では、データの取得時間がこれまでの数十分の1になるなど、通信時間の短縮による物流リードタイムの短縮、業務の効率化などが期待されます。
また、流通BMS対応によりEDIメッセージが標準化されることで、取引ごとに構築していたメッセージ処理プログラムを集約することが可能になり、開発保守工程の負荷やコストの削減が可能になります。


今後、ワコールでは流通BMS対応での接続企業を増やすことで、通信コストやアプリケーションメンテナンスコストの大幅な削減を目指します。
また、TISとDALは、今回の実績を元に日用品雑貨・アパレル業界はもとより流通BMS対応予定業界への導入支援を実施していく予定です。


株式会社ワコール 執行役員 情報システム部 部長 尾内 啓男氏のコメント
「ワコールとして、次世代流通システムが本格化してく中で、今回のウイングブランド基幹系業務システムの稼働と同時に流通BMSへ対応したことは今後の次世代流通システムへの移行において大きな意味を持っています。今後、ワコールとしては流通BMSでの取引ボリュームが大きくなることで、大幅な通信時間の短縮や、それに伴う業務の効率化も期待できます。また、ワコールは他社に先行して流通BMSに取り組みましたが、今後新たに各小売様と取り組む際に、流通BMSのその名の通り「標準」であることを常に意識し、『各小売様対ワコールの個別仕様』にならないようにしなければならないと思っています。先行企業がこの“落とし穴”にはまると、これから取り組まれる企業が次々と同じ落とし穴にはまり、やがては「標準」が名ばかりのものになってしまいます。われわれは、このことを肝に銘じて今後取り組む必要があると思っています」


稼動環境
・ハードウェア: HITACHI HA8000/130, Sun Microsystems Sun Fire V240
・OS : Windows Server 2003, Solaris 9
・RDBMS : Oracle Database 10g Release 1(10.1.0)
・WAS:Apache Tomcat(5.0.28)

このプレスリリースの付帯情報

システム構成図

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

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※1【流通ビジネスメッセージ標準(流通BMS)について】
流通BMSは、経済産業省の「流通システム標準化事業」のもと、2006年度にグロッサリー商材での小売・卸業13社による共同実証を経て、2007年4月に新しいEDIの規格として策定・Ver.1.0が公開された日本の流通業界における唯一のEDI標準規約です。
通信基盤にはインターネット、データ項目の表現形式にはXMLを採用するなどデータフォーマットや業務プロセスにおいても標準化され、共同実証では、取引先毎のプログラム本数を50分の1に削減できたほか、通信時間を94%短縮できたなどの成果が出ており、今後サプライチェーン全体で業務が効率化されると期待されています。2007年度はアパレルおよび生鮮へ、2008年度はドラッグストアおよび百貨店業界へと適用対象が拡大され、各業界特有の要件を取り入れながらバージョンアップされています。

※2【ACMSについて】
「ACMS(Advanced Communication Management System)」シリーズは、企業間電子商取引に欠かせない機能と24時間×365日の連続稼働に耐えられる高可用性/堅牢性を備えたエンタープレイズ・データ・エクスチェンジ・ソリューションです。小規模システムから大規模システムまで、さまざまなビジネス環境に対応し、さらに企業間と企業内の双方のデータ連携に対応した製品もラインナップした総合的なデータ連携ソリューションです。
 ACMSシリーズは、国内外の標準プロトコルをオプションとして取り揃え、従来型EDI、Web-EDI、次世代EDIまでをワンパッケージでサポートしています。また、異なるプラットフォーム間でのデータ連携に欠かせないデータ変換では、あらゆるデータ形式に対応したフォーマット変換や文字コード変換を行う機能を備えています。さらに、分散サーバ・アーキテクチャーにより分散配置や高可用性を実現し、実行基盤としてJavaを採用しているため、マルチプラットフォームでの稼働か可能です。
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関連情報
http://www.dal.co.jp/
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