Digi業界最小のLinux組込みデバイスサーバを発表

Digi Embedded Linuxは、Digiの組込みモジュールとマイクロコントローラでの開発に最適化されたLinuxの最新バージョンです。サイコロ2つ分サイズで高性能なDigi Connect ME 9210はLinux対応では最小の組込みデバイスサーバです。スペースが限られた装置内にLinuxを用いた安全なイーサネット接続を容易に追加することできます。

「Digi Connect ME 9210 with Linuxは、PLC(プログラマブル ロジック コントローラ)、配電ユニット(PDU)、建物内の環境コントロールなどといった小さな機器のLinux開発を可能にします。私たちは弊社のモジュールとマイクロプロセッサがLinuxと完全に統合されるのを確実にするためにDigi Embedded Linuxでの開発と機能拡張をサポートします。これにより、Digi製品に対するLinuxのシングルソース対応をカスタマに提供します」とDigi InternationalのCTO兼R&D上級副社長のジョエル・ヤングは話しています。

Digi Embedded LinuxはLinuxカーネル2.6.26 バージョンに対応しています。また、新しいDigi Package Managerも含まれており、アップデートや拡張、バグ修正を直接Digi ESP(DigiのEclipseベースの開発環境 Linux版)でダウンロードやインストールできるという特徴があります。

Digi Connect ME 9210は75 MHzのARM9プロセッサ、8 MB RAMと、2または4 MB Flashを搭載し、デバイスサーバでは最高レベルのスピードとメモリを提供しています。また、10/100イーサネット、シリアル、SPI、I2C、GPIO、CAN、1-Wire、統合したフレキシブル インタフェース モジュール(FIM)などを含む多くの周辺インタフェースを搭載しています。FIMはモジュールをユーザーの正確なアプリケーションニーズに応えて変更できるカスタムインタフェースを備えています。

Digi Connect ME 9210はセキュアなネットワークコミュニケーションを提供する統合されたNIST認証のAESアクセラレータを搭載しています。アクセラレータはソフトウェア処理だけによるソリューションの10倍の暗号化スピードを備えています。Digi Connect ME 9210はまた、外部電源を必要としない機器の設計を実現するPower-over-Ethernet(PoE)のサポートや、低消費電力や高度な電源管理を要求する製品設計のためにハードウェアとソフトウェアが完全に揃ったDigi Dynamic Power Controlといった独自の電源機能を特徴としています。これによってDigi Connect ME 9210の動作に必要な電力を低減できPoEネットワーク 上の電力の節約にも繋がります。

ディジが最近発表したNS9210 ARM9マイクロプロセッサ搭載のDigi Connect ME 9210はエンベデッド製品のライフサイクルの拡張をサポートします。NET+OSオペレーティングシステムもまた、長期のユーザビリティに対応したIPv6、SNMPv3、SSLといった高度なセキュアネットワークプロトコルをサポートします。

Digi Connect ME 9210は、Digi Connect MEおよびDigi Connect Wi-MEとピン互換で置き換えが可能です。Linux版のDigi Connect ME 9210ジャンプスタートキットは12月にプロモーション価格の399ドル(メーカー希望小売価格)で発売します。Digi Connect ME 9210 with Linuxは12月から48ドル(1,000個ロットの場合)で購入可能です。詳細は、リンクをご覧ください。


■ディジ インターナショナルの概要
社名 : ディジ インターナショナル株式会社
所在地 : 東京都渋谷区桜丘町22-14 NESビルS棟8F
TEL 03-5428-0261 　FAX 03-5428-0262
代表者 : ジョー・ダンズモア（代表取締役 兼 米国Digi International 社CEO）
設立 : 2001年3月1日
資本金 : 1,000万円
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