英国ロンドン、2008年10月24日
消費者向けナビゲーション産業の議論の大半は、3Dマップ、マルチメディア、インターネット接続、ローカル検索、統合、ビジネスモデルといった新しい機能が焦点となっている。だが、ナビゲーションベンダが直面している問題で最も重要なのは、現在普及率20%のナビゲーションが、北米と欧州のすべてのユーザー層に利用される技術となるにはどうすればいよいのかという点にある。
「市場への本格導入を実現するためには、現在のパラダイムを超えた創造的思考が必要だ」と米国調査会社ABIリサーチの調査取締役のDominique Bonte氏は言う。「第一に、シームレスなマルチモードマップのアップデート、交通情報予測、GPSの位置測定時間の短縮化、広範なダイナミズムと関連コンテンツを組み合わせて、直感的で簡潔なナビゲーションインターフェースを設計することが必要だ。多様なユーザーのニーズとあらゆる消費者セグメントの動きに対処するには、幅広い選択肢と、フォームファクタを適切な価格帯で提供しなければならない。」
ネット接続対応ナビゲーションは、これらの促進要因をサポートすることに関しては成功するだろう。新たな収益源を作り出して、価格の低下を回避するためには、技術あるいは利益の一方だけを重視したアプローチは止めなければならない。3Gサービスのカバレッジやコスト、相互運用性の欠如、ユーザー教育等の問題解決には時間がかかるが、 ナビゲーションシステムはソーシャルネットワークやリアルタイム検索などのLBSアプリケーションをサポートしたり、それらと連動するなどしなければ、エンドユーザーにより高度なサービスを提供することはできない。
インド、中国、ロシア、ブラジル等の発展途上地域では、デジタルマップのサービスエリアが市場の成長を促進している。そして、多数の企業の複雑なパートナーシップによるエコシステムによって、規模の経済を形成し、TomTom、Garmin、Nokia等の主要なナビゲーションブランドが利益を上げている。
調査レポート「消費者向けナビゲーションデバイスとシステム:インダッシュ、ポータブル、端末ナビゲーションの変化するダイナミクス」は、主要なナビゲーション機能、フォームファクタ、動向、促進要因、課題について調査している。またナビゲーションエコシステムと戦略的アドバイスについて記載し、出荷台数と収益の予測を行っている。この調査レポートは、「位置認識サービス年間リサーチサービス」の一環である。
◆調査レポート
消費者向けナビゲーションデバイスとシステム:インダッシュ、ポータブル、端末ナビゲーションの変化するダイナミクスリンク
◆米国ABIリサーチについて
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