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システム障害と闘う ~ エンタープライズ 障害解析2 : QLogic Extended Error Logging (システムレベル エラー情報) 【サーヴァンツインタナショナル株式会社(株)】

- エンジニアもユーザも頭を悩ます 複雑で多様なHBA障害解析現場。今回はQLogicのExtended Error Logging機能についてサーヴァンツの穂積エンジニアが解説します -

前回 リンク は、システムの障害解析が如何に大変で、根本原因を突き止めるのにどれだけ時間がかかるかということをお話しました。しかしユーザは、“いち早く”原因を究明し、確実な解決策が講じられていたか、同様なシステムダウンのリスクが回避されているのか、という説明を求めてきます。エンジニアはこの板ばさみの状況で、顧客の要求に対して迅速な解決策を示さなければなりません。特に、金融業界のように、1分1秒にお金が絡むような障害では、その損失は膨大な額になります。その為、通常エンタープライズ・システムには、“これでもか”というほどの耐障害性の対策が施されているのです。

例えばデータベースにおいては、全てのトランザクションは、一度コミットすると、その内容を必ず反映します。データベース・システムで障害が起こった場合、ログからエラーが起こる前の状態に戻し、もう一度更新を行います。ユーザからは、まるでエラーなど起きていなかったように見えますが、実はシステムにはしっかりとその履歴が残っており、これが更なる耐障害性を実現するための基礎データとなっているのです。

このように、システムには障害に対する様々な対策が採られていますが、デバイスレベルでは、どうなっているのでしょうか?今回はQLogicのファイバチャネルのホストアダプタを例にして、前回ご説明した3つのノウハウの中の一番目、システムレベルでのExtended Error Loggingをご紹介します。

ホストバスアダプタのドライバは、OSなどの管理システムが必要とする情報を提供するのが主ですが、より詳細な情報を取得することも可能です。例えば、OSからHBAドライバに対して“ストレージシステムxxxへログインが出来ませんでした”というステータスの報告までを要求していたとします。通常はそれ以上の情報をシステムレベルで残すことは無いのですが、Extended Error Log機能をオンにすると、HBAのより詳細な情報をシステムレベルに残すことが出来ます。HBAが“どの”ストレージに対して、“どのような”アクションを行い、その結果“何”を、”どのように”処理したかという、ファイバチャネルの動作により近いレベルでのログを取得することが出来るのです。その結果、実際に“何が起きた”のかが判るので、実際に障害が起きた時の状況をより詳細に解析することによって、障害原因の切り分けをより容易にすると同時に、初期対策を迅速に行うことが出来ます。  

ただしこのログ機能は、“どこまで詳しく記録するのか”という点において、システム上2つの制約を受ける可能性があります。

1) ストレージサイズでの制約
通常ログファイルは、ストレージ上に残されます。その為、詳しい情報を長時間に渡って保持するには、本来のデータスペース以外に、大容量のログファイルを残すストレージスペースが必要となります。 

2) システム性能上の制約
ログの取得はシステムプロセスで行われるため、ホストプロセッサおよびストレージシステムを使います。通常、ロギングの条件設定は行いません。“この場合にログをとる、この場合はログをとらない”という判断をするためには、それぞれソフトウェアが必要となり、多くのシステムリソースを必要とします。また、詳しすぎるログをとれば、記録のためだけにシステムの性能を犠牲にすることになるからです。 

このように、ロギングの条件設定には、システム性能、および耐障害を見据えた情報収集のバランスが重要となり、別のレベルでのロギングが必要となります。

次回は、ドライバレベルで致命的障害が起きたときの状況をHBAハードウェアに記録するというQLogic独自の機能、Persistent Hardware Error Logging機能についてご紹介します。

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