I/Oの仮想化により完全な仮想化環境が実現 クラウド・コンピューティングによる通信サービスの提供が迅速・容易に
I/O仮想化コントローラは、データセンタなどでサーバのインターフェース(I/O)を集約し、I/Oリソースの仮想化を実現する専用のハードウェアです。多数のサーバのI/Oを1つのハードウェアに集約し仮想化することで、機器間接続(インターコネクト)の配線や運用管理を簡素化し、これにまつわるシステム障害を低減するほか、I/Oの拡張にかかるコストを約50%削減します。
サーバ仮想化環境にも利用でき、同環境においては、既存のソリューションでは難しかったI/OのQoSを保証できるようになるため、結果としてI/Oでのボトルネックがなくなり、仮想サーバのパフォーマンスも保証できるようになります。
I/O仮想化コントローラは、サーバ統合や仮想環境の導入、大規模ITシステムの運用管理の簡素化を検討している企業およびデータセンタ、あるいは、SaaSやクラウド・コンピューティングを利用したASPサービスを提供するサービス・プロバイダ(xSP)向けの製品です。
VP780 x2は、既存のVP780の機能を拡張した新製品で、主に次の3つの機能が拡張されています。詳細は、リンク をご覧下さい。
① 個々のサーバとの接続を既存の10Gbpsから20Gbpsに拡張。VP780と比較して、I/Oでのボトルネックをさらに軽減できます。
② Xsigo OSのアップグレードにより、SANブートとiSCSIブートを新たにサポート。サーバ筐体内のディスクの代わりに、ストレージに格納されたOSやアプリケーションをネットワーク経由で起動できるようになります。さらにシーゴのI/O仮想化機能により、サーバ・ストレージ・ネットワークがあらかじめ配線されていなくても、サーバプロファイルを設定することで、リモートから自在に機器間を接続できるようになり、必要なときに必要なアプリケーションを任意のサーバ上で稼動させることができるようになります。
③ VMwareとの連携を強化。仮想マシンから物理スイッチのポートまで、仮想リンク全体のトポロジを同一モニタ上で確認できるようになりました。障害発生時には、障害箇所を迅速に確認できます。
シーゴのI/O仮想化コントローラは、昨年春の発売以来、国内外で導入が進んでおり、現在は以下を含む様々な環境で使用されています。
1. 国際ホスティングサービス(豪)-I/O関連の機器を50%削減し、サーバのラック収容率を2倍に向上したと同時に、データセンタの無人化に成功。
2. 航空チケット予約システムのASPサービス(米)-各拠点の数百台~1,000台規模のサーバ群の仮想化にともない、I/Oの移動・追加・変更にともなう作業を軽減すると同時に、Vmotionに要する時間を短縮。
3. ファイナンシャル情報サービス(米)-新規顧客用のセットアップをこれまで要していた1週間から1日に短縮。既存のケーブルの量を80%削減。
4. 仮想化技術を用いた自動災害対策システムの実証実験(日)-I/Oの帯域制御を現場に出向くことなく実現。復旧作業に要する時間を削減。(詳細は、こちらでご覧いただけます。リンク)
シーゴシステムズについて
シーゴシステムズ(Xsigo Systems, Inc. 本社:米カリフォルニア州サンノゼ、CEO:ロイド・カーニー、以下シーゴ)は、データセンタの運用効率の向上を目的に2004年に設立されました。シーゴの提供するI/O仮想化コントローラは、データセンタ・リソースへの効率的かつ高速なアクセスを実現、優れた管理環境を提供することで、IT資産の利用率を高めデータセンタを最適化します。これにより、SLA(サービス品質保証)の導入・実現も可能となります。詳細は、日本法人(シーゴシステムズ・ジャパン株式会社)のホームページリンク をご覧下さい。
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