VoIPサービスの収益は2007年に52%上昇、ブームは継続するという予測

米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社は、ホステッドVoIPと管理IP PBXサービスは、少なくとも2011年まで二桁成長が継続するだろうと予測している。

カリフォルニア州キャンベル、2008年8月13日
米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社の年刊調査レポート「VoIPサービスと加入者」は、ホステッドVoIPと管理IP PBXサービスの世界の収益は、2006年に66%上昇し、2007年にも52%上昇の240億ドルとなったと報告している。少なくとも2011年までは、二桁成長が継続すると予測している。

この調査レポートは、住宅向けサービスの成長によって、ホステッドVoIPは管理IP PBXサービスを大きく上回るとみている。

「世界の消費者市場にVoIPサービスが受け入れられる一方で、ビジネス市場への導入は様々な阻害要因によってやや遅れている。しかし技術的な問題点が解決し、この状況は変わりつつある。例えば、多くのPBXメーカーが、既に製品にSIP中継方式を取り入れており、さらに最近では、サービスプロバイダの認定を拡大し、SIP中継サービスの成長を促進している。これらの進展によって、2009年にはビジネスにおけるVoIPサービス市場は大きく拡大するだろう」とインフォネティクスリサーチ社の企業向け音声・データ部門の主任アナリストMatthias Machowinski氏は語る。

主な調査項目を以下にあげる。

*世界の住宅とSOHO向けのVoIP加入者数は、2006-2007年に60%成長し、7500万を上回った。最も大きく成長したのは北米とEMEA(欧州、中東、アフリカ)だが、最大の市場は依然アジア太平洋地域である
*この数年間、VoIP市場を牽引してきたアジア太平洋地域だが、2007年にはEMEAや北米と肩を並べつつある。EMEAは今年トップに躍り出て、少なくとも2011年まではリードを続けるだろう
*ホステッドVoIP収益の、世界の消費者市場に対するビジネス顧客のシェアは2007年に26%で、2011年には41%まで上昇するだろう
*Comcastは、加入者数で20%を擁する北米最大の消費者向けVoIPのサービスプロバイダである。EMEAではFrance Telecom、アジア
太平洋地域のSoftbank、CALAではCablecoとVono Brazilなどがトップである

インフォネティクスリサーチ社の調査レポート「VoIPサービスと加入者」は、北米(米国とカナダ)、欧州・中東・アフリカ、アジア太平洋地域、カリブ海/ラテンアメリカ地域と世界の、住宅とSOHO向けのVoIP加入者数、管理IP PBXサービス、ホステッドVoIPサービスを、住宅とSOHO向けとビジネス(中継/VoIP、VPN、IPセントレックス/ホステッドIP)に分けて記載している。

AT&T、BT、Cableco、Comcast、Cox、Digilinea、France Telecom、Free、KDDI、ONO、neuf cegetel、NTT、PCCW、ソフトバンク、Time Warner、Vonage、Vono Brazilなどの地域の加入者の市場シェアを記載している。

◆調査レポート
VoIPサービスと加入者
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◆米国インフォネティクスリサーチ社について
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