アジア太平洋地域に均等な機会をもたらすモバイルWiMAX

米国の調査会社ABIリサーチは、アジア太平洋地域のメーカーやアプリケーションベンダは積極的にモバイルWiMAX市場に参入していると報告する。

シンガポール、2008年5月6日
アジア太平洋地域の国々では、いまだ周波数の競売が進行中であるが、メーカーやアプリケーションベンダは積極的にモバイルWiMAX市場に参入している。メーカーはモバイルWiMAX市場の拡大に伴い、新たな顧客層をターゲットにしているため、アジア太平洋地域には大きなビジネスチャンスが生まれるだろう。

「モバイルWiMAXは未開発市場であり、新興企業であっても、既存の大企業と対等な立場で事業を行うことができる。アジア太平洋地域では、ほぼ全てのベンダが大きなビジネスチャンスを得られるだろう」と米国調査会社ABIリサーチのシニアアナリストAndy Bae氏は言う。

韓国、日本、台湾、ニュージーランドでは周波数の競売は終了し、モバイルWiMAXのサービス開始段階に入っている。日本のワイヤレスブロードバンド企画株式会社(WBP)は明確な視野とサービス構成を持ち、全国でモバイルWiMAXサービスを提供するため、今後多額の投資をする予定である。

「モバイルWiMAXは、アジア太平洋地域の開発途上国で、地方のデジタル格差問題を解決するために理想的なサービス形態である。また先進国のオペレータにおいては、データセントリックサービスを高い投資効率で導入することができる」とBae氏は言う。

モバイルWiMAXサービスは、普及率、サービスの必要条件、政府規制によって様相が異なる。

商用のWiMAXサービスを開始すると同時に、Korea TelecomなどのオペレータはWiBroの端末の種類、料金プラン、HSDPAとの競争に向けた戦略を練っている。これらの戦略は他の地域にも影響を及ぼすだろう。

韓国のベンダは、ゲーム機やポータブルメディアプレイヤーといったWiMAX対応の消費者向けデジタルデバイスの提供を開始している。消費者向けエレクトロニクスは、UGC(ユーザー生成コンテンツ)などのユーザー需要によって、出荷台数を大きく伸ばすだろう。

ABIリサーチの調査レポート「アジア太平洋地域のモバイルWiMAX:市場概観、導入とケーススタディ、サービスと加入者、デバイスと予測」は、アジア太平洋地域のWiMAXの現状と今後の見通しを調査している。また同地域の端末とチップ動向を分析し、サービスと端末の価格を予測している。

この調査レポートは、「消費者向けモビリティ年間リサーチサービス」と「モバイルネットワーク年間リサーチサービス」の一環である。


◆調査レポート
アジア太平洋地域のモバイルWiMAX:市場概観、導入とケーススタディ、サービスと加入者、デバイスと予測 リンク

◆米国ABIリサーチについて
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