Jリーグがアイログの最適化技術で対戦スケジュールの割り当て業務を効率化

制約を満たす最適な解を適用することでニーズに合った対戦スケジュールの作成に貢献 プロセスの自動化により作業時間を大幅に短縮

ビジネス・ルール管理、最適化、可視化技術で企業の迅速な意思決定を
支援するアイログ社の日本法人であるアイログ株式会社(本社:東京都
千代田区 代表取締役社長:ブンタラ・イング、以下 アイログ)は本日、
社団法人日本プロサッカーリーグ(本部:東京都文京区、チェアマン:
鬼武健二 以下、Jリーグ)が、アイログの最適化ソフトであるILOG CPを
使用して、Jリーグ ディビジョン1(以下、J1)、Jリーグ ディビジョン2
(以下、J2)ならびにJリーグヤマザキナビスコカップの対戦スケジュール
の割り当て業務を効率化していることを発表しました。
アイログの最適化ソフトは、Jリーグの対戦スケジュール作成ソフト
「Jリーグ・マッチスケジューラー」に組み込まれ、採用以前は2~3週間
かかっていた作業時間を、約1日に短縮することを可能にしました。
また、Jリーグ・マッチスケジューラーにはアイログの可視化ソフト、
ILOG JViewsも採用されており、可視性に優れた環境を整えています。

Jリーグでは毎年、シーズン終了時に、翌シーズンの対戦スケジュールを
決定しています。「どの日にどの対戦を組むか」という組み合わせを決定
するにあたっては、チーム間の公平性を保つためにホームゲームの連続
やアウェイゲームの連続を極力回避することや、ホームスタジアムを共有
するチームや同一地域に属するチームの同時ホーム開催を避けること、
また、メンテナンスや季節的な制約でスタジアムを使用できない状況を
考慮することなど、数多い制約を加味し、慎重かつ公平に決められて
います。これらの制約条件は、毎年の試合結果やチーム数の増加、
各チーム個別の事情により年々変化しており、対戦スケジュールの作成
は困難を極めます。

上記のような制約を可能な限り満たしつつ、J1で18、J2で15あるクラブ
の対戦スケジュールを組むことは、相当数のシミュレーションが必要で、
人間の手作業ではほぼ不可能です。この作業を人間に代わって行い、
最適な解を瞬時に導き出すのがILOG CPの役割です。ILOG CPは
制約論理プログラミングをベースとするアイログの最適化ソフトウェアで、
さまざまな制約を反映し、コストの最小化や納期の遵守といった目的を
満足させる解を導きます。今回、Jリーグ・マッチスケジューラーに組み
込まれたILOG CPは、Jリーグが独自に設定している対戦ルールや
各クラブからの多様な要望事項も織り込みながら、スケジュール割り
当てにかかるプロセスの大部分を自動化することを可能にしました。
また、このシステムではスケジュール決定の際の選択肢を効率的に
広げることもでき、最終決定の前により良いオプションを検討することも
可能です。ILOG CP採用以前は、対戦スケジュールの作成業務はすべて
手作業で行われており、2~3週間を要していましたが、現在では約1日
にまで短縮されました。

Jリーグ・マッチスケジューラーはアイログがカスタム開発し、2003年から
稼動しています。クラブ数の増加や対戦ルールの変更などに合わせ、
毎年、アイログの技術コンサルタントが保守とコンサルティングを行い
ながら、そのパフォーマンスを向上しています。

アイログでは今後も、クラブチームの増加や年々厳しくなる制約条件に
合わせてJリーグ・マッチスケジューラーの精度を上げ、複雑な対戦ルール
を満たし、かつ、クラブ個別の事情に最大限配慮した対戦スケジュール
の作成をサポートしていくと共に、将来的にはファン・サポーターのニーズ
を満たし、入場者数を最大化させる為の試合日程が組めるよう、Jリーグ
の支援を行っていきます。

アイログの最適化製品について
Global 500のうち160社を含む、1000社を超える企業がアイログの最適化
製品を利用し、最も難しいとされる計画作成やスケジューリングの課題を
解決しています。運輸およびロジスティクスの分野ではAPL、BNSF、
ジェイアール東日本情報システム、Logistics、Maersk、Schneider、SNCF、
United Airlines、米国郵便庁(USPS)、UPSなどが、製造分野ではAirbus、
Coors、Danone、Dell、Hansol Paper、Michelin、三菱化学エンジニアリング、
新日本製鐵、ニッサン、Porsche、Saint Gobain、Thyssen Krupp、トヨタなど
が主な顧客です。また、Infor、Manhattan Associates、JDA/Manugistics、
Oracle、Red Prairie、SAPなど、サプライチェーン管理ソフトウェアの主要
ベンダが、自社ソフトの開発にアイログの最適化製品を使用しています。
さらに、世界中の1,000を越える大学の研究プログラムにおいても利用され
ており、アイログの最適化製品はそのパフォーマンスとソリューション品質が、
オペレーションズ・リサーチ業界より基準的製品として認められています。
詳細についてはリンク をご参照くださ
い。

アイログの可視化製品について
アイログは、洗練されたインタラクティブなユーザ画面を作成するための、
高機能な可視化ツールキットを、Java、.NET、C++によるグラフィクス・
ライブラリおよびコンポーネント形式で提供しています。アイログの可視化
製品では、膨大な量の複雑なデータをよりわかりやすく、また管理しやすく
表示できるため、企業/組織の意思決定を加速するとともに、判断能力を
強化します。同製品群はいずれも、開発時間をスクラッチからの開発に
比べて、50パーセントから80パーセント節減することができます。製品の
詳細については、リンク をご覧ください。

アイログ社(ILOG(R))について
アイログ社は、お客様がより迅速な意思決定を行い、変更および複雑度
を管理するためのソフトウェアおよびサービスを提供しています。全世界
で2,500社を超える企業や465社を超えるソフトウェア・ベンダが、市場を
リードするアイログのBRMS(ビジネス・ルール管理システム)、サプライ
チェーン計画ならびにスケジューリング・アプリケーション、最適化ならび
に可視化のソフトウェア・コンポーネントの活用により飛躍的な投資効率
を達成し、市場を席巻する製品やサービスを立ち上げ、また、その競争力
を強めています。アイログ社は1987年に設立され、全世界に800名以上
の社員を有しています。アイログ株式会社はアイログ社の日本法人です。
詳細についてはwww.ilog.co.jpをご覧ください。

*ILOG はILOGの登録商標です。ILOG CPならびにILOG JViewsはILOGの
商標です。他の全ての社名および商品名はそれぞれを所有する各社の
商標または登録商標です。

以上

関連情報
http://www.ilog.co.jp
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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