米NewTek 社 3DCGアプリケーション LightWave v9.5 を発表

米国NewTek社は、新ファーシステム、新ライティングシステム、キャラクターアニメーション機能の強化など多くの新機能が追加された、3DCGアプリケーションLightWave v9 バージョン9.5が発表になりました。

米NewTek 社( 米国テキサス州サンアントニオ) は、2008 年2月20日、LightWave 3D の最新バージョンであるバージョン9.5 を発表いたしました。LightWave v9 バージョン9.5 では新しい毛髪およびファーシステム、新しいライティングシステム、アニメーションやグローバルイルミネーション、レンダリング、ワークフローに関する大幅な改良が施されます。

このアップデートはLightWave v9 ユーザーには無償で提供されます。またNewTek 社によるLightWave v9 バージョン9.5 のオープンベータプログラムの開始は、3月上旬を予定しています(日本では3 月下旬より開始予定)。


NewTek 3D 部門責任者であるJay Roth は「LightWave v9 シリーズでお約束しているとおり、これまで公開してきた各アップデートでは大規模な機能追加を行ってきました。LightWave v9 バージョン9.5 も例外ではありません」と語っています。「完璧な毛髪およびファーシステムにくわえ、現実世界に即した新しいライティングシステムとGI により、高速化が図れるだけでなく、さらに高品質なレンダリング結果をご提供できるようになりました。LightWave v9 バージョン9.5 ではゲーム開発者から、キャラクタアニメーション、建築設計にいたるまで、あらゆる特殊性もカバーする3D コミュニティをご提供できるようになっています」と語っています。

LightWave v9 バージョン9.5 における新機能追加に加え、LightWave v9 シリーズではグローバルイルミネーションの改良によるレンダリングの高速/ 高品質化、被写界深度プレビューを備えたOpenGL 機能拡張、新しいカメラツールやノード、およびマテリアル編集システムの拡張など、多岐にわたる様々な拡張が施されています。
さらに、www.lightwave3d.com では24 時間を超えるLightWave のフリーのトレーニングビデオもオンラインで公開されています。"Jumper( 邦題:ジャンパー)"、"The Ruins"、"300"、"The Guardian( 邦題:守護神)"、エミー賞を受賞した"Battlestar Galactica"、"Sarah Connor Chronicles"、"CSI"、"CSI Miami"、ヒストリーチャンネルの"Dogfights"、さらにはゲーム"WarDevil" など、多数の作品における最先端のビジュアルエフェクトが、LightWave 3D を利用することで、限られた時間と予算の枠の中から生み出されています。

LightWave v9 バージョン9.5 に含まれる新機能

● キャラクターアニメーションの拡張
● 新しい毛髪およびファーシステム
● IK およびアニメーションシステムの拡張
  * 新しいCollada、FBX およびOBJ I/O
  * パフォーマンス高速化のための新しいIK 計算オプション
  * 新しいボーンタイプ - Joints
  * IK 用の新しいオブジェクティブオプション
  * IK/FK ブレンド
  * マルチスレッドのメッシュ変形
● モデラー
  * UV アンラップ/UV リラックス
  * 対象モードの許容誤差拡張
● ライト、レンダリングおよびサーフェイスの拡張
● 新規ライティングシステム
  * 新しいライトAPI
  * IES ライト
  * 新しい球形ライト
  * 面ライトおよび線ライトの拡張
● レンダラー
  * GI 用サンプリングシステムの高速化
  * GI 品質の改良
  * レンダラーカスタマイズ用の新しいGI コントロール
  * ディスクベースのGI キャッシュ
● ノード編集拡張
  * ソフト反射/ 屈折の補間
  * 新しいライトAPI 関数のサポート
  * マテリアル用のOren-Nayar シェーディングオプション
  * マテリアルおよびシェーダの最適化
● SDK とLScript の改良
  * サードパーティ製のライトやライトプラグイン用の新しいライトプラグインクラス
  * 新しいGI 関数およびディスクキャッシュ用のSDK サポート
  * 新しいIK およびアニメーション機能用のSDK サポート
  * サーフェイスグローバルを通してのサーフェイスプロパティの設定

● UI とワークフローの拡張
  * シーン制限の拡張
  * シーンファイルフォーマットの更新
  * EXIF メタデータサポート
  * 新しいライトシステムに応じたOpenGL GLSL 拡張
  * イメージビューワーの強化

このプレスリリースの付帯情報

LightWave v9パッケージ画像

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

「LightWave 3D」は、映像制作、アニメーションスタジオ、ゲーム開発、教育現場、インダストリアルデザイン、印刷、ビジュアライゼーション、そしてマンガなど、幅広い分野で利用されている3DCG アプリケーションです。モデリング、アニメーション、特殊効果の追加、レンダリングといった一連の作業に必要な機能は、すべてこの1本のパッケージに含まれており、初心者からベテランまですばらしい3次元映像を制作することができます。
また、最新版の「LightWave v9」では、キャットマル・クラークサブディビジョン、エッジへの対応、ノードベースの色・質感エディタの追加、平行投影レンダリング、自由度の高い新たなカメラモード、高速化されたレンダリング機能など、さまざまな面で更に新化をしている。

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