ゆるやかに減速し始めたIEEE1394インタフェース

米国の調査会社インスタット社では、IEEE1394のシェアが停滞し、市場は大きな難局に直面しつつあり、2008年にIEEE1394デバイスのピークが訪れた後、2009年からゆるやかな下降が始まると予測している。

IEEE1394のシェアが停滞し、市場は大きな難局に直面しつつあると米国調査会社インスタット社は報告している。1394デバイスのピークは2008年で、2009年からゆるやかな下降が始まるだろうと同社は見ている。IEEE1394(1394)は、ファイヤーワイヤi.Linkとも呼ばれ、PC、PC周辺機器、家電の3つの市場における重要な高速シリアルバス仕様である。

「1394は、多くの製品セグメントにおいて二番目の選択技術であることが災いしている。例えば、1394はかつてPC市場において1/3の普及率を誇っていたが、現在は高速USBが100%普及したために縮小し、そのため高速USBがPC周辺機器インタフェースの選択となった」と、インスタット社のアナリストBrian O'Rourke氏は言う。

インスタット社は、下記についても調査した。
■ 1394機能搭載デバイスの出荷数は、2011年までに毎年0.2%しか成長しない
■ 1394は、デジタルカムコーダを中心とするエコシステムを形成したが、最近ずれが生じている
■ デジタルカムコーダの普及率は、2005年の85%から2006年の77%までから下落した

インスタット社の調査レポート「IEEE1394市場調査 2007年:技術と製品別市場予測(PC/周辺機器/家電/自動車) - 1394 2007: A Niche Interface」は、1394インタフェースの世界市場を調査した。PC、PC周辺機器、家電、自動車向けアプリケーションなどの1394機能を搭載した全ての製品に関して、1394aや1394bの5年間の年毎の普及率を予測している。1394cや1394 over Coaxなど、1394の全てのタイプについて分析し、1394の主要なシリコン企業やIPサプライヤについてのプロファイルも提供している。


[調査レポート]
IEEE1394市場調査 2007年:技術と製品別市場予測(PC/周辺機器/家電/自動車)
1394 2007: A Niche Interface
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インスタット (In-Stat)について
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