ワンセグデータ放送用「BML画面テンプレート」をパッケージ化 第1弾として 「野球テンプレート」を各局へ提供

鹿児島放送、岐阜放送、瀬戸内海放送が、高校野球県予選で採用

株式会社メディアキャスト(本社: 東京都渋谷区、代表取締役 杉本孝浩)は、地上デジタル放送局向けにワンセグデータ放送用の低価格で汎用的な1次リンク通信コンテンツの「BML画面テンプレート」をパッケージ化して提供開始いたします。

「BML画面テンプレート」は、予め検証済みのテンプレートに、データ放送用に変換されたテキストや画像などの更新情報を挿入するだけで、データ放送規格に準拠したコンテンツを放送することが可能なことから、専任スタッフや制作予算が限られている地方局でも、簡単にデータ放送を展開できます。
メディアキャストは、その第1弾として、「野球テンプレート」を、1ヶ月利用基本料金18万円(税別)で、本年7月より販売開始しました。
同テンプレートは、既に鹿児島放送、岐阜放送、瀬戸内海放送が、高校野球県予選の放送で使用されており、今後、高校野球の全国大会、プロ野球などでの利用拡大を目指します。


デジタルデータ放送番組は、(社)電波産業会(ARIB:アライブ) が策定した地上デジタルテレビ放送規格に準拠する必要があり、BML画面制作においても技術的な知識が必要で、制作後には放送規格に準拠しているかどうか厳密な動作検証を行う必要があります。
これに対して、メディアキャストが提供する「BML画面テンプレート」は、ワンセグデータ放送通信コンテンツとしての基本要素を設計した上で予め動作検証しており、データ放送用に変換されたテキストや画像を入力するだけで、個別のBMLコンテンツ制作や厳密な動作検証を必要とせず、すぐにデータ放送が開始できます。


メディアキャストは、従来からBML画面設計やBMLコンテンツ制作を個別に受託してきましたが、今後、各放送局がデジタル放送に本格的に取り組み有効な活用方法を開拓するためには、放送局自身が実際に体験し、視聴者の反応を調査するなどが重要であることから、そのハードルを下げるために今回の「BML画面テンプレート」提供開始に至りました。

今回の高校野球県予選では、数箇所に分かれた県予選会場から送られてくるタイムリーな試合スコアが、視聴者が更新ボタンを押下することでワンセグデータ放送画面上に表示されるもので、視聴者は映像放送画面を見ながら各会場における刻々と変化する県予選試合スコアを一つの画面で視聴することができます。


メディアキャストでは、今後さまざまなBML画面テンプレートを開発し提供開始する計画で、各テンプレートの1ヶ月間の基本使用料金は20万円前後に設定する予定で、今後放送局では、番組ごとにBMLコンテンツ制作を外部委託する場合に比べて、大幅なコスト削減が可能となります。

メディアキャストは、技術的な知識を必要とせずにGUIで操作可能な番組企画支援ツールやBMLオーサリングツール(固定受信用/ワンセグ用)などを開発・提供し、またパートナー会社と共同で、ワンセグ/データ放送対応でクイズ番組などの双方向番組を手軽に展開できるサービス提供など、地上デジタルデータ放送の市場活性化に取り組んできました。
今回の「BML画面テンプレート」もその一環で、「データ放送の制作環境は、高価で難しい」という既成概念を覆し、地上デジタルデータ放送の普及に寄与します。


今夏の高校野球県予選大会で、以下の放送局が「ワンセグ用野球テンプレート」を使用して
放送中です。

◇鹿児島放送 (KKB) 
 放送期間      :7月1日(日)~7月18日(水) の18日間 
 テンプレート利用期間:7月1日(日)~8月1日(水)

◇岐阜放送 (GBS)
 放送期間      :7月14日(土)~7月28日(土) の15日間 
 テンプレート利用期間:7月14日(土)~8月13日(月)

◇瀬戸内海放送 (KSB)
 放送期間:(岡山地域):7月14日(土)~7月26日(木) の13日間 
      (香川地域):7月13日(金)~7月27日(金) の15日間 
 テンプレート利用期間:7月13日(金)~8月12日(日)

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■ワンセグ用野球テンプレートについて
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販売・出荷開始  :2007年7月2日
1ヶ月間の使用料金:18万円 (税別)


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■株式会社メディアキャストについて
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リンク
株式会社メディアキャスト(本社: 東京都渋谷区、設立:2003年)は、デジタルデータ放送分野に特化したソフトウェア開発・販売、受託開発を行う業界唯一のデータ放送専門会社です。BML技術を始め、コンテンツ制作技術、放送運用支援など、デジタルデータ放送に求められる専門分野で多くの経験と実績を有しており、特に、データ放送用に独自開発した高品質減色アルゴリズム「LACE」は、業界で高く評価されています。メディアキャストのデータ放送製品群は、番組企画支援ツール「MagicDraw」から、BMLオーサリングツール(固定受信用/ワンセグ用)「Foliageシリーズ」、画像編集ツール「SceneCreator DD」、受信機検証ツール「ShotMUX」、テンプレート型番組更新システム「DDC-Cue」、ケーブルテレビ自主データ放送システム「DataCaster suite」などがあり、NHK(日本放送協会)、民放各局、ケーブルテレビ局、ならびにコンテンツ制作会社などで多数採用されており、デジタルデータ放送業界のスタンダード製品として位置づけられています。

このプレスリリースの付帯情報

現在サービス中の放送画面サンプル (表記されている学校名及び球場名は架空のものです)

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

BML :Broadcast Markup Language
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ARIB(社団法人電波産業会)によって策定された、XMLベースのデータ放送向けのページ記述言語。デジタル放送対応のテレビには、BMLで記述されたコンテンツを再生する「BMLブラウザ」が内蔵されている。BMLを使うと、画面のどこに何をいつ表示するかという空間/時間的提示の制御、関連する番組やインターネットのURLを示すリンク、タイトルや本文などを示す構造の表現、操作ボタンなどのユーザインターフェースなどを規定できる。

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