NHK、WOWOWはシニア層、SKYPerfecTV!は30代から支持

2007年5月に行ったテレビの視聴に関するアンケートで、全26の有料チャンネルについて利用実態を聞いた。視聴ジャンル別に見ると全体的に「スポーツ中継」は男性、「ドラマ」「映画」「音楽番組」は女性の視聴率が高い傾向がみられる。
また、チャンネル別に視聴者の世代構成比をみると、「SKYPerfecTV!」は相対的に30代の比率が高く、「NHK」と「WOWOW」では比較的シニア世代の比率が高いことがわかった。

■「NHK(BSアナログ・BSデジタル)」が認知度・契約数ともにトップ
このアンケートによると、有料チャンネルのうち「NHK(BSアナログ)」を知っていると答えた人は全体の8割以上(82.7%)で、契約者の割合も全体の35.3%と共に最多だった。「NHK(BSデジタル)」も認知度は高く(78.7%)、契約者も18.6%と、アナログ・デジタルの合計では全体の5割を超える。年代別ではアナログ・デジタル共にいずれの世代でもほぼ8割以上に認知されている。
一方、「WOWOW」も認知度は高いが(BSアナログ:74.8%、BSデジタル:69.4%)、実際の契約者はアナログとデジタルを合計しても全体の1割(BSアナログ:6.0%、BSデジタル:4.8%)にとどまる。「SKYPerfecTV!」も認知度は78.9%と高いものの、契約者は全体の11.1%と低く、同様の傾向。
このアンケート回答者の世代構成は10-20代:28.7%、30代:19.7%、40代:21.3%、50-60代:30.4%となっている。チャンネルごとに視聴者の世代構成比をみてみると、「SKYPerfecTV!」ではどの世代でも25%程度とほぼ均一だが、相対的に30代(26.8%)の視聴比率が他チャンネル(15%程度)よりも高い。「NHK(BSアナログ・BSデジタル)」、「WOWOW(BSアナログ・BSデジタル)」は共に40代以上が6割超と高年齢層が多い。

■「WOWOW」では「映画」の視聴が突出、「SKYPerfecTV!」では「スポーツ中継」、「映画」
各チャンネルの視聴ジャンルをみると、「WOWOW」はアナログ、デジタル共に「映画」の視聴が多い。中でもBSデジタルは50-60代の視聴率が92.6%と極めて高かった。
一方「NHK」は「ニュース・報道」の視聴率が圧倒的に高い(BSアナログ:50.5%、BSデジタル:52.8%)。
「SKYPerfecTV!」は「スポーツ中継」の視聴率が32.0%と、同じくエンターテイメント系番組が充実している「WOWOW」(BSアナログ:18.2%、BSデジタル:19.7%)に比べて10ポイント以上高かった。10-20代男性の45.9%が視聴しており、「SKYPerfecTV!」では「スポーツ中継」が大きな魅力となっていることがわかる。また、「SKYPerfecTV!」は「アニメ・マンガ」の視聴率が17.7%と上位5チャンネルの中で最も高いのが特徴的。特に30代男性で34.2%と高いことから、再放映アニメ等の評価が高いと思われる。

【調査概要】
調査対象:16-69歳の男女
サンプリングソース:日経リサーチ アクセスパネル
調査日時:2007年5月17日~5月22日
有効回収数:5,324人
調査主体:(株)日経リサーチ

このプレスリリースの付帯情報

有料テレビの利用実態

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