半導体ブランド戦略は衰えている

アーリーアダプターを対象とした米国の調査会社インスタット社の最近の調査によって、半導体製品のブランドがその製品を製造している企業に関連づけられる訳ではないことが明らかになった。

早期技術採用者を対象とした最近の調査によれば、半導体製品のブランドがその製品を製造している企業に関連づけられるというわけではないことがわかったと、米国の調査会社インスタット社は報告する。さらに、初期採用者は、製品が開発された企業名とプラットフォームを間違って認識していた。調査レポートは、AMD、ATI(現在AMDの一部だが調査結果に反映した)、IBM、Intel、NVIDIA、VIAの最新のブランドについて調査している。

「最近のPentiumブランド離れや、AMDのCeleronブランドへの追撃によって、かつてのIntelの独占に近い状態は変化した。インスタット社は長い間、コンピュータソリューションの利用パターンの変化が購買パターンに変化をもたらし、プロセッサのブランド力は弱まると主張してきた。プロセッサベンダによっては、アルファベット順に付番するという新しい体勢をとっており、このこともブランド神話の低下に拍車をかけている」とインスタット社のアナリストIan Lao氏は語る。

インスタット社は、下記についても調査した。
■ 製品ブランドとメーカーを間違えて回答した割合は、平均して17%-50%に達した
■ グラフィックプロセッサのブランドであるGeForceとRadeonの商標は40%以上認識されていた
■ FusionやCoreFusionのような類似した製品ブランド名がユーザーを混乱させている

インスタット社の調査レポート「プロセッサのブランドに関するユーザーの意識調査 - Processor Branding, Leaving Its "Mark" On Customer Minds」は、マイクロプロセッサ市場のブランドを調査した。早期の技術導入者を対象にして、半導体ブランドの認知度を調査し、ブランド戦略の分析や、ベンダがブランド力を保持するための助言を行っている。


[調査レポート]
プロセッサのブランドに関するユーザーの意識調査
Processor Branding, Leaving Its “Mark” On Customer Minds
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