主要アプリケーションになる自動車向け暗視システム

米国の調査会社ABIリサーチは、暗視技術をカメラベースの安全システムと連携させれば、自動車向け暗視システム市場の成長が促進されると報告する。

ニューヨーク、2007年2月6日
自動車向け暗視システムは、再び市場発展のスタート位置についたといえる。21世紀初頭にGM、次いでトヨタが数種類の暗視システム搭載車両を発売したが、その後市場は沈静化していた。昨年、BMWとMercedesが2つのアプリケーションを新発売し、ふたたび市場は活気付いた。米国調査会社ABIリサーチの調査レポート「自動車向け暗視システム:赤外線カメラベースの自動車技術市場分析」によれば、暗視技術をカメラベースの安全システムと連携させれば、今後市場の成長が促進される。

「夜間の運転中に良好な視界を維持させるのはとても困難だ」とABIリサーチのシニアアナリストのDavid Alexander氏は言う。「だが、市場拡大の最大の課題はコストである。」

これまで暗視システムの最大の目的は、ドライバーに鮮明な画像を提供することだった。その場合ドライバーは、従来より多くの情報を読み取らなければなればならない。機械が周囲を見て障害物を探知する技術が進歩すれば、近い将来、予期される障害に対して具体的な警告を発することが可能になるだろう。

「現在日本でのみ販売されているホンダのシステムは、第1世代のインテリジェント暗視機能である」と、Alexander氏は言う。「だが、大規模な販売を行うにはコストがかかりすぎる。カメラ用アプリケーションのベースである障害探知と識別技術を併用すれば、低コストで利便性の高い新たな暗視機能が誕生する。」

機能が向上してイメージプロセッシング機能が成熟すれば、暗視システムが長期的に成長する可能性が高まる。Autoliv、Bosch、Hella、Siemens、ValeoなどのTier 1システム開発者が高い利益を生む可能性があるが、アプリケーションの需要を高めるためには、最新技術を購入する利用者からの賛同が必要である。

ABIリサーチの調査レポート「自動車向け暗視システム:赤外線カメラベースの自動車技術市場分析」は、グローバル市場の動向、コスト、システム開発者が行っている様々なアプローチと戦略、技術査定を提供し、既存の製品について考察している。2012年までのシステム販売の予測データを世界と地域別に提供している。この調査レポートは、「車載システム年間リサーチサービス」の一環として提供されている。


◆調査レポート
自動車向け暗視システム:赤外線カメラベースの自動車技術市場分析
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