鶴見大学が国内での先駆的な事例として、 利用目的別に複数のシンクライアントを組み合わせた 図書館システムを導入

提案・ネットワーク設計・システム構築・運用保守まで、 NECネッツエスアイがトータルに対応

学校法人総持学園 鶴見大学/NECネッツエスアイ株式会社 2007年01月30日 21時00分

鶴見大学は、NECネッツエスアイのトータルサポートにより、国内での先駆的な事例として、職員と学生それぞれの利用目的別に、複数のシンクライアントシステムを組み合わせた図書館システムを導入いたしました。

鶴見大学は、1953年に曹洞宗の大本山・總持寺が設立した学園として、国文科単科による女子短期大学からスタートいたしました。現在では4年制の文学部、6年制の歯学部、そして、短期大学部と大学院を備える総合大学です。特に、禅の教えが建学の精神となっており、思いやりと感謝の念を忘れない心豊かな人格を備え、社会で役立つことのできる人材の育成に取り組んでおります。また、文部科学省からの委嘱で「司書講習・司書補講習」を1954年より一般に開講し、その多くの修了者が全国の図書館において活躍中です。

本システムは、地上3階、地下2階、延べ床面積7,366平方メートル、蔵書数約70万冊を数える鶴見大学の図書館に導入されたものであり、「システムの管理工数削減」「システムのセキュリティ対策」「ロケーションフリー」などの課題を解決するため、管理業務をおこなう職員向けおよび図書情報閲覧・レポート作成に使用する学生向けに、それぞれシステムコンセプトの異なったシンクライアントを組み合わせた構成となっています。

<システムの特長>

○学生利用者向け(ネットワークブート型シンクライアントシステム:導入端末50台)
 ⇒Webブラウザベースの図書検索システムおよびMicrosoft(R)Officeを利用
 ⇒PCサーバ NEC Express5800をプラットフォームとし、「Ardence」※1を採用

・クライアントはディスクレス端末(NEC Mate シンクライアント)だが、CPUとメモリを内蔵しているので、全てのシステムをネットワーク経由でブートして稼動させ、非常に高速なシステム処理ができる。学生がレポート作成に必要とする動画や画像もスムーズに取り込むことが可能。

・業務システムのインストールやセキュリティパッチを反映する手間が省けるので、管理工数が大幅に削減できる。

○管理業務をおこなう職員向け(画面転送型シンクライアントシステム:導入端末21台)
 ⇒Webブラウザベースの図書管理システムおよびMicrosoft(R)Officeなどを利用
 ⇒「Citrix Presentation Server(旧MetaFrame)」※2を採用

・クライアントはディスクレス端末(NEC TC-Station シンクライアント)のため、端末から情報漏洩する可能性はきわめて低く、業務システムのインストールやセキュリティパッチを反映する手間が省けるので、管理工数が大幅に削減できる。

・サーバ側のシステム画面のみを端末側に転送し、端末側ではその画面を見ながらシステムをリモート操作するだけで処理は全てサーバ側がおこなうため、ネットワークへの負荷がかからない。
  
・サーバ側に全てのシステムを置くことにより、職員はどの端末からでもログインしてシステムを利用できる。

本システムの導入にあたっては、ネットワーク・システムインテグレータであるNECネッツエスアイが、図書館システム全体の課題抽出段階から参画のうえ、課題を解決できるシステムを鶴見大学とともに検討し、複合型シンクライアントシステムの提案・構築をおこないました。また、システムをスムーズに稼動させるための基盤であるネットワークの設計や、システムの運用・保守に関しても対応しています。

鶴見大学では、本システムの導入により職員の管理工数削減・業務効率化を実現し、併せて、学生サービスの強化へつなげることができました。今後は、システムの更なる有効活用を促進し、学生一人ひとりの個性にあわせたサービスの拡充を図っていく考えであります。また、NECネッツエスアイでは、今後も鶴見大学のネットワークシステムを信頼性の高いインテグレーション力でサポートしてまいります。

以上

このプレスリリースの付帯情報

システム構成イメージ

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用語解説

※1)Ardence
米国Ardence社の開発したネットワークブート型のディスクレスクライアント。ネットワーク上のサーバに仮想ディスクと呼ばれるOSイメージを持ち、ネットワーク越しにディスクレスのクライアントPCを起動できる。

※2)Citrix Presentation Server(旧MetaFrame)
米国Citrix社が開発したミドルウエア。PCで動かしている業務ソフトをクライアント・サーバ型で稼動させるのではなく、メインフレーム(汎用コンピュータ)のような形で動かすことができる。

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