国内通信事業者の競合分析レポートを発表

・ソリューション/マネージドサービス市場において、ソフトバンクテレコム、I IJ、NTTコミュニケーションズの成長が顕著
・プロダクト提供能力、価格競争力、技術力、適切なアライアンスが競争力強化の鍵

IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、2006年における国内通信事業者の競合状況について分析したレポートを発表しました。これによると、2005年3月期および2006年3月期の主要国内通信事業者のソリューション/マネージドサービスの売上規模、同サービスの成長率において、ソフトバンクテレコムは前年比93.8%、I IJは同比42.6%と突出した伸びを示していることが明らかになりました(図参照)。これは、両社ともにデータセンターなどのアウトソーシングサービスが好調だったこと、またI IJではシステムインテグレーションで大口案件が増加したことが要因であるとIDCでは分析しています。

国内通信事業者が提供するソリューション/マネージドサービス市場は活況を呈しており、今回調査対象とした6社のうち5社が、同サービスで前年比プラス成長となりました。同市場を牽引しているのは、インターネットデータセンターとセキュリティサービスです。インターネットデータセンターでは、スペースの逼迫、高性能/高集積マシンに対応できる電源容量、冷却設備の供給等の課題に対応するため、通信事業者を始めとするインターネットデータセンター事業者による設備の新設や増床ラッシュは当面続くとIDCではみています。また、セキュリティ対策の複雑化や必要の高まりにより、専門性の高い人材やアウトソーシング等に対する企業ユーザーの需要も高まっています。

「今後、ソリューション/マネージドサービスで優位性を築くには、市場のトレンドや要請に応える先進的なプロダクト提供能力、ソリューション型営業力、利益率の確保を前提とした価格競争力、品質/信頼性を裏付ける技術力、および先進性や供給体制を強化するベンダーアライアンスがキー項目になる」と、IDC Japan コミュニケーションズ マーケットアナリストである川上 晶子は述べています。

今回の発表はIDCが発行したレポート「2006年 国内通信事業者の競合分析」(J6040106)にその詳細が報告されています。本レポートでは、今後成長が期待されるソリューション/マネージド市場において、主要な通信事業者(NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、KDDI、ソフトバンクテレコム、I IJ)の業績、サービス提供動向、企業ユーザーからの評価などを踏まえ、各社の競合比較優位性を分析しています。優位性の比較にあたっては、競合分析ツール「IDC Leadership Grid」を利用して、複数の評価指標を統合した「機会獲得能力」「シェア獲得能力」の観点から各社のポジショニングを行っています。
(※レポートの詳細についてはIDC Japanへお問合せ下さい。)
(※本リリースはこちらでもご覧いただけます。リンク

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