アイログ、日本テレコムにBRMS「ILOG JRules」を導入

受注業務の効率化とコスト削減、システムの生産性向上を実現

アイログ株式会社(本社:東京都千代田区、www.ilog.co.jp, 代表取締役社長:ブンタラ・イング、以下 アイログ)は本日、日本テレコム株式会社(本社:東京都港区、リンク 社長:倉重 英樹、以下 日本テレコム)の情報システム部門がアイログのBRMS* (ビジネス・ルール**管理システム)製品群の主要製品である「ILOG(R) JRules(TM)(以下 ILOG JRules)」を採用し、データサービス受注業務の効率化とシステム開発の生産性向上を実現したと発表しました。
*BRMS(Business Rule Management Systems ビジネス・ルール管理システム):ルール設定・変更・操作・管理を包括的に提供することにより、企業の業務プロセスを効率化するシステム
**ビジネス・ルール:システム内のIF~THEN構文【もし~ならば、~をする】のことで、例えば「もし顧客Aが20歳ならば、基本料金は1,000円とする」などといった企業のビジネス・ポリシーのチェック項目

通信業界では、競争の激化に伴いサービスが多様化、複雑化しています。これに伴い、日本テレコムでも業務が増大し、プロセスがさらに複雑化していました。同社は、今後ますます進展すると予想されるサービスの複雑化や法制度の変更に迅速に対応していくため、受注業務に関するプロセスのシステム化を行いました。その中でバリデーション(適正化チェック)業務とプライシング業務の可視化、即応性の向上という課題達成に向け、BRMSの採用を検討していました。

結果、BRMS市場におけるリーディング・プロバイダであり、国内外のテレコム業界において実績のあるアイログを高く評価し、ILOG JRulesを採用しました。日本テレコムはILOG JRulesを活用し、受注のバリデーションとプライシング業務におけるビジネス・ルールの定義、可視化を行い、入力情報にエラーがないかのチェックや、定義したビジネス・ルールに基づいた料金算出などのプロセスを自動化することができました。これにより、特定の人に依存する作業が無くなり、人的ミスによるチェック漏れも削減することができました。

システム開発工程では16万以上のステップ数のプログラムが1,000程度のルールに収まり、開発工数も50パーセント削減できるなど、システムの生産性向上も達成しました。
さらに運用面においても、ILOG JRulesを活用することでビジネス・ルールをアプリケーションから切り離して一元管理できるようになり、サービスやキャンペーンの変更時に、ビジネス・ルールの変更にかかる時間を導入前より約80パーセント短縮しました。同時に、ビジネス・ルール変更時に、システムを停止する必要がなくなり、システムの稼働率が向上しました。

今回、システム構築にあたっては、アイログのコンサルティング・サービスによるサポートのもと、ビジネス・ルールの定義、可視化から自動化まですべて日本テレコムが自社で進め、約6ヶ月の短期導入に成功しました。日本テレコムでは今回のノウハウを活かし、今後、他のサービスや業務にもILOG JRulesによるBRMSを検討していく予定です。

ILOG JRulesについて
アイログのBRMSであるILOG JRulesは、企業の業務プロセス改善に重要な役割を果たす、企業向けの戦略的なコンポーネント・システムです。ビジネス・ルールを使用すると、企業内で複数の個別のシステムに組み込まれているビジネス・ポリシー(業務における数々の定義、制約および規制)を一元管理できます。このため、顧客ステータスや製品情報、料金、サービスに関するプロセスを一括管理することで顧客からのシステム変更要求などに迅速に応えることができます。また、どのルールがいつ変更されたのかも簡単に把握でき、記述も自然言語で行われるため、高度なプログラミング技術をもたない一般社員も簡単にルール内容の設定・変更を行うことができ、リアルタイムなビジネス・ポリシーの変更が可能となります。

以上

アイログ(ILOG(R))株式会社について
アイログ株式会社はアイログ社の日本法人です。アイログ社は、ソフトウェア・コンポーネント・プロバイダとして1987年に仏パリに設立されました。現在は、仏パリと米カリフォルニアの2本社制を採用し、全世界に約700名の社員を有しています。アイログ社は、お客様がより迅速な意思決定を行い、変更および複雑度を管理するためのソフトウェアおよびサービスを提供しています。全世界で2,500社を超える企業や465社を超えるソフトウェア・ベンダが、市場をリードするアイログのBRMS(ビジネス・ルール管理システム)、最適化、可視化の各コンポーネントの活用により飛躍的な投資効率を達成し、市場を席巻する製品やサービスを立ち上げ、また、その競争力を強めています。詳細についてはwww.ilog.co.jpをご覧ください。

ILOGは ILOG 社の登録商標です。ILOG JRulesは ILOG 社の商標です。他の全ての社名および商品名はそれぞれを所有する各社の商標または登録商標です。

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