ネクストコム、児童の登下校時の安心・安全を提供するアクティブRFIDシステムパッケージを販売

- 第一号ユーザーとして、埼玉県蕨市内の公立小学校2校への導入が決定 -

ネクストコム株式会社は、アクティブRFIDを利用し、児童の登下校時の安心・安全を提供するシステムパッケージの販売を開始します。なお、本システムパッケージの第一号ユーザーとして、埼玉県蕨市内の公立小学校2校への導入が、蕨ケーブルビジョン株式会社との協業のもと決定しています。

IPソリューションプロバイダのネクストコム株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山本茂、以下:ネクストコム)は、アクティブRFIDを利用し、児童の登下校時の安心・安全を提供するシステムパッケージの販売を開始します。なお、本システムパッケージの第一号ユーザーとして、埼玉県蕨市内の公立小学校2校への導入が、蕨ケーブルビジョン株式会社(本社:埼玉県蕨市、代表取締役社長:池田政吉、以下:WINK)との協業のもと決定しています。

昨今、児童通学時等における犯罪被害は増加傾向にあり、登下校時の安全確保は極めて重大な課題となっています。株式会社富士経済が2006年5月に発表した「2006 セキュリティ関連市場の将来展望」によれば、RFIDを活用した登下校見守りサービス市場は2008年に30億円(2005年比16倍)に達すると推測されています。このような状況下、ネクストコムは2000年よりアクティブRFID「SPIDER」を販売し培った実績を活かし、児童の登下校時の安心・安全を提供するシステムパッケージを開発、販売を開始します。校門などにリーダーを設置し児童の持つアクティブタグの通過を検知、登下校情報を保護者へメール通知したり、保護者がWeb上で児童の所在位置を確認したりすることが可能となる環境を提供します。また、アクティブタグは自ら電波を発信するため、タグをリーダーにかざす必要がありません。そのため、ランドセルなどにタグを取り付けておけば、児童に意識させることなく登下校情報を取得することができます。

ネクストコムでは、主にケーブルテレビ会社や通信事業者、SIer等と協業することでそのインフラを利用し、本システムパッケージを学校構内だけでなく通学路・公園を含めた学区全域で児童の安全を見守るためのソリューションとして、また将来的には災害時の所在位置確認としても活用できるソリューションとして展開してまいります。2007年度末までに100件の販売を見込んでいます。

なお、本システムパッケージは6月28日(水)~30日(金)に東京ビッグサイトで開催される「RFIDソリューションEXPO」のネクストコムブース(ブース番号:38-36)において、デモ展示します。小型軽量のPCカード型アクティブRFIDリーダーの参考出展なども同時に予定しています。

用語解説

【埼玉県蕨市内の公立小学校2校への導入について】
本システムは埼玉県蕨市の蕨市立中央小学校および蕨市立中央東小学校への導入が決定しています。学区内の約30ヶ所にリーダーを設置し、校門だけでなく学区内全域をカバーできる体制を整える予定です。現時点では2校合わせて100名の児童にタグを配布する予定で、2006年10月からの本番運用を目指し、7月より運用テストを開始します。
今回、学区内全域のカバーが可能となったのは、WINKとの協業によります。WINKのサービスエリアである蕨市内に設置されているクロージャーボックス(電柱の近くに設置されているCATVモデムなどを収容するための箱)を利用しリーダーを設置することで、学区内全域をカバーします。将来的には、同市の他校へも本システムの利用が拡大する可能性があります。

【システムの特長】
1)アクティブRFIDを利用した安心・安全の提供
1.児童に特段のアクションを強いることなく、児童の認識および位置検知が可能
アクティブRFID「SPIDER」は数十m程度の長距離で自律発信が可能です。そのため、児童に何らかのアクションを強いることがなく、タグをランドセルに入れたままでも児童の登下校を認識することができます。また、「SPIDER」は他社のアクティブRFIDシステムと比べ同時認識能力が高く、7秒間に約500個のタグをリーダーが読み取り可能なため、集団で一斉に登下校する場合でも複数の児童を認識することができます。アクティブRFIDはタグに電池を必要としますが、「SPIDER」のタグは省電力設計のため、本システムでの日常使用を想定しても電池寿命は約1年と、他社のアクティブRFIDよりも長く使用でき、児童や保護者への負担を軽減します。

2.校舎内への不審者侵入を検知
児童だけでなく教職員、学校関係者にタグを持たせた上で、本システムを赤外線センサー等と組み合わせることにより、タグを持っていない不審者を検知することができます。

2)登下校情報を保護者へメール通知
児童が登下校した際に、保護者へ登下校時刻をメールで送信します。

3)専用Webサイトで児童の登下校状況を確認
保護者、教職員それぞれに、児童の登下校状況を確認できる専用Webサイトがあります。保護者は児童の登下校時刻や、通学路内のポイントを通過した時刻などを確認することができます。教職員は全児童の登下校状況を確認することができます。

4)Webカメラとの組み合わせで、位置情報とリンクした映像を配信
Webカメラを本システムに組み合わせれば、タグからの電波を受信したタイミングで撮影やカメラ切替などを行うことができます。児童のいる付近の映像と位置情報を、自動的に保護者へ提供することが可能となります。

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