アイログ、視覚化製品の最新版ILOG JViews 6.0を発表

OSS/J、JSFなど最新のJava技術標準とBPM標準をサポート
高性能なGUI作成における開発時間とコストの削減を実現

2005年1月26日、東京-ソフトウェア・コンポーネントのリーディングプロバイダであるアイログ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:ブンタラ・イング、以下アイログ)は、同社の視覚化製品の最新版ILOG JViews™ 6.0(以下、ILOG JViews 6.0)を本日より出荷開始すると発表しました。

ILOG JViews 6.0は、JViews Gantt、JViews Maps、JViews Diagrammer、JViews Charts、JTGOの5製品を含む製品群です。従来ILOG JViewsに含まれていた各モジュールの機能を個別に求める市場の声に応え、今回よりこれらの5つを単独製品としても提供します。また5製品すべてに、開発プロセスがガイダンス表示される画面エディタ「Designer」が新しく標準装備されたことにより、開発者がグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)の開発や構成を、より簡単かつ迅速に行えるようになりました。ILOG JViews 6.0は最新のJava™技術標準をサポートし、Webクライアントの短期開発を可能にし、ビジネス上の意思決定に柔軟性とスピードをもたらします。同製品を活用することで、GUIの開発工数が、作りこみの場合と比べて50~80%短縮されます(アイログ社 調査データより)。一方、同製品によって作成されたGUIによって、業務担当者も膨大なデータが理解しやすくなり、その管理も容易になります。

また今回より、視覚化製品として業界で初めて「BPMN(ビジネス・プロセス・モデリング表記)」のサポートも実現しています(ILOG JViews Diagrammer)。BPMNは、ビジネス・プロセスに関する標準化団体「BPMI(ビジネス・プロセス・マネジメント・イニシアティブ)」が公表する新しい標準で、BPMにおいてビジネス・プロセスの設計と実装間のギャップを埋めるものです。同標準の採用により、プロセスの初期ドラフトを作成するビジネスアナリストから、プロセスの技術実装に責任を持つIT技術者、さらにそれらのプロセスを管理する業務担当者まで、全てのビジネスユーザが簡単に理解できる表記が提供されます。そしてBPMNを使ったソリューションでは、ビジネス・プロセス全般にわたる鮮明度、協調性、制御が大幅に向上します。ILOG JViews 6.0により、このようなBPMNの採用が素早く簡単にできるようになります。

さらに、ILOG JViews 6.0は業界で初めて、OSS/J*やJSF**といった最新Java標準をサポートします(それぞれILOG JTGO、JViews Charts)。なお、アイログは日本で「OSS/J検証プロジェクト」***にも参画し、通信業界におけるJava技術によるオープン化の促進を支援しています。
*OSS/J (OSS Through Java):J2EE™をはじめとするJava技術をベースとしたテレコムOSS共通APIを開発し、無償で公開することでテレコムOSSのオープン化を目指すコミュニティ活動
** JSF (JavaServer Faces):Webアプリケーションのインタフェース構築のためのフレームワーク
*** OSS/J検証プロジェクト:通信事業者のネットワーク設備や通信サービスの運用に必要な管理基盤システムであるOSS(オペレーション・サポート・システム)基盤における、Java技術によるオープン化を日本国内において促進する共同プロジェクト(リンク

ILOG JViews 6.0に含まれる製品の特長
・ILOG JViews Gantt
包括的なプランニングおよびスケジュール表示を構築するための、Java技術による各種の高性能コンポーネントを提供します。JViews Ganttにより、アプリケーション、アプレット、およびシン・クライアントなどにおけるスケジュールやプランニングをより簡単に表示、編集できるようになります。

・ILOG JViews Maps
適切な地理的位置に配置されているシステムの要素や資産を表示する「資産管理マップ」を構築するための優れたツールとサービスを提供します。サプライチェーン、ネットワーク管理、防衛など、ビジネス・オブジェクトの配置を必要とする全分野で幅広く利用できます。JViews Mapsはビジネス・オブジェクトの更新を自動的に行い、基層データに従って位置、色、形状などを変更します。

・ILOG JViews Charts
動的でインタラクティブなJavaおよびWebベースのチャート作成を支援します。JViews Chartsによってあらゆる種類のチャート表示をより簡単に作成、カスタマイズできます。今回、Webアプリケーションのインタフェース構築のための最新の標準であるJSFのサポートが加わり、Webクライアントの開発が飛躍的に容易になりました。

・ILOG JViews Diagrammer
Java 技術を利用したあらゆる種類のダイアグラム表示を簡単かつ短期間で開発可能にします。新しく標準装備されたDesignerにより、ダイアグラムのインポート、定義、カスタマイズがJavaコーディングの必要なく自動的に実行できます。さらに今回、BPMN のサポートを実現しました。これにより堅牢なワークフロー機能を追加し、ダイアグラムをアプリケーション、アプレット、Web シン・クライアントなどに素早く展開することができます。

・JTGO(JViews Telecome Graphic Object)
通信・ネットワークに特化した、洗練されたインタフェースを構築します。JTGO は OSS/J の QoS に適合した初のグラフィカル製品で、今回から OSS/J に準拠するアラーム管理システムを新しく装備しました。その他、テレコム用の新しいオブジェクト、ステータス、表示など、多くの点が改善されています。

*上記の5製品は日本語に完全に対応します。さらに、ILOG JViews GanttならびにILOG JViews Mapsについてはメニュー、メッセージ、マニュアルなどが日本語化されています。

ILOG JViewsについて
100% Javaコンポーネントから構成されるILOG JViews製品群は、ビジネス情報の監視・管理を目的とした、包括的かつインタラクティブな表示(グラフィック)を開発するためのエンタープライズ・レベルの視覚化ツールキットです。ILOG JViewsは幅広いWebクライアントに対応する高速、動的かつ視覚効果の高い表示を提供し、精緻なダイアグラム、マップ表示、工程管理画面、ガント・ビュー、2D および3D チャートなど、あらゆる表示ニーズに対応するソリューションを可能にします。これにより開発者は短時間で優れたWeb GUIを作成することができます。

アイログ社(ILOG®)について
アイログ社は、お客様がより良い意思決定をより迅速に行うと同時に、変更および複雑度を管理するためのソフトウェアおよびサービスを提供しています。全世界で 2,000 社を超える企業や 400 社を超えるソフトウェア・ベンダが、市場をリードするアイログの BRMS (ビジネス・ルール管理システム)、最適化、視覚化の各コンポーネントの活用によって飛躍的な投資効率を達成し、市場を席巻する製品やサービスを立ち上げ、また、その競争力を強めています。アイログは、BRMS の市場リーダーです。アイログは 1987 年に設立され、全世界に 600 人以上の社員がいます。アイログ株式会社はその日本法人です。詳細については www.ilog.co.jp をご覧ください。

*ILOGは ILOG 社の登録商標です。ILOG ViewsはILOG社の商標です。他の全ての社名および商品名はそれぞれを所有する各社の商標または登録商標です。

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