アジアのVoIPサービス市場は、2004年の総収益約55億USドルから2009年には約100億USドルを上回るほどに、力強く成長し続けるだろうとインスタット社は予測している。現在のところ、従来のPSTN端末かフルIPローカルループのいずれかに発する長距離通信は、IPバックボーンを通って受信側のローカルネットワークに送られるため、アジアではまとまったVoIPビジネスを生み出しており、2004年の収益の85.4%を占めるとインスタット社は報告している。
「対照的に市内通信へのVoIPサービスの導入は、各国の規制による障害や既存企業の独占によって遅れている。それでも日本では、Yahoo!BBなどの競争力のあるサービスプロバイダが、いかにして規制の弱点をついて新しいサービスを作り出すための技術に投資し、顧客にアピールするかという道筋を示した」とインスタット社のアナリストVictor Liu氏は語る。
インスタット社の調査レポートは以下についても述べている。
- 2004年、アジア全体で市内通信VoIPは870万回線だった
- 規制当局にとって困難なことではあるが、ベンダが将来の成功のためにVoIPに投資でき、順調な市場発展を促すように、速やかに決定をしなければならない。
- 日本、韓国、香港、シンガポールでは、市外通話の多くが既にIPプラットホームに移行した
インスタット社の調査レポート「アジアのIP電話サービス調査 - VoIP Services in Asia」は、アジアのVoIP市場をカバーしている。VoIP加入者数、通話時間(分)、通話料金、2009年までの主要な国/地域別の収益を予測している。また、オーストラリア、香港、日本、タイ、台湾、韓国、中国というアジアの主要なVoIP市場を分析している。
◆調査レポート
アジアのIP電話サービス調査
VoIP Services in Asia
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