様々な動画コンテンツ配信サービスとの激しい競争にもかかわらず、インターネット経由の動画コンテンツ配信サービスは、インターネットで提供されるあらゆる有料会員サービスの中で最も伸びるだろうとインスタット社は予測している。インターネットで加入もしくはダウンロードごとに支払うPPD(Pay-per-download)で配信される非成人向け動画コンテンツの小売収益は、2009年までに世界で26億ドルになるだろうとインスタット社は予測している。
「ほとんどの消費者は、無料放送やケーブルTV、衛星放送などの有料TVサービスによる映像提供に期待している」とインスタット社のアナリストGerry Kaufhold氏は述べている。「しかし、有料動画コンテンツ市場は主にインターネットで発展するだろう。RSS(Really Simple Syndication)や音声を配信するポッドキャスティング、そしてまもなく開始される映像のポッドキャスティングの支持者達によってインターネット経由の需要は着実に増えていくだろう。Apple社が、ABC『デスパレートな妻たち(原題:Desperate Housewives)』をiTunesサービスで提供すると発表したことは、インターネット動画配信の大きなターニングポイントとなる。」
インスタット社はまた、次のような調査結果を明らかにしている。
- 動画コンテンツを提供する企業にとっての、収益増加のチャンスは多数ある
- 購読者に直接課金できる独立型ポータルサイトの開発
- いくつかの主要ポータルサイトや検索エンジンとの提携と収益分配
- コンテンツアグリゲータと提携して、動画コンテンツを使用許諾製品として集積
- インターネット動画コンテンツを有料テレビサービスに提供
- コンテンツの再利用と携帯電話業界と提携して販路を拡大
インスタット社の調査レポート 「プレミアムインターネットへの加入はパーソナライゼーション、プロテクション、ビデオで進む - Personalization, Protection, Plus Video to Drive Premium Internet Subscription Services」 は、世界のインターネット経由の動画配信サービスによる新しい市場をカバーし、加入者と収益を地域別に予測している。
独立型ポータルサイトは次の4つのカテゴリーに分けて予測している。
1. プレミアムISPサービス
2. スポーツサービス
3. 映画&テレビダウンロードサービス
4. その他、加入者への直接課金やPPVで提供されるサービス
また、大手プレミアムISPのサービスから他の3つのカテゴリーに流れると予測される収益の分配についても分析、予測している。
◆調査レポート
プレミアムインターネットへの加入はパーソナライゼーション、プロテクション、ビデオで進む
Personalization, Protection, Plus Video to Drive Premium Internet Subscription Services
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