2010年に6500万まで増加する世界のモバイルテレビ加入者数

英国ジュニパーリサーチの調査レポートは、ストリーミングまたはテレビ放送サービスに加入している携帯電話の利用者数は、2010年末に世界で6500万人に達すると報告している。

イギリスハンプシャー州、2005年9月6日
ストリーミングまたはテレビ放送サービスに加入している携帯電話の利用者数は、2010年末に世界で6500万人に達するとジュニパーリサーチ社の調査レポートは報告している。

ストリーミングサービスは拡大して、2010年末には携帯ユーザーの56%、収益の51%と市場の過半を占めるようになることが予測され、2010年末に開始するモバイルテレビ放送サービスの加入者数と収益は、2012年までにストリーミングテレビを上回ると予測されている。

しかし、調査レポートの著者Windsor Holden博士によれば、事業者と放送局は依然としてサービス開始以前の重要な課題を抱えている。「5月にサービスが開始された韓国以外の国では、モバイル経由のテレビ放送はいまだ計画段階にある。多くの規格が採用を争っている。規格を選んだらスペクトルを探さなければならない。スペクトルを見つけたら専用ネットワークが必要となる。ありとあらゆる技術的な問題を解決すると同時に、実行可能なコンテンツパッケージを集約しなければならない。さらに現段階では確立したバリューチェーンがない。サービスを提供するのは誰か?放送局は?事業者は?集積者は?明らかに多くの選択肢が存在するが、これらの問題はライセンス取得前に解決する必要がある。」

またHolden博士は、商業用ネットワークが構築されても、市場参加者は初期の投資を取り戻すためには数年かかるという覚悟が必要だと言う。

「たとえば米国では、QualcommとCrown Castleの2社のサービス開始だけで18億ドルを見込んでいる。4年間商業用サービスを提供して、米国の累積収益が10億ドルに達することはまずない。」

他の調査結果は以下のとおりである。
-モバイルテレビ加入による収益は2005年にはわずか1億3600万ドルだったが、2010年に76億ドルになる。
-2010年までにテレビ放送サービスは21の市場に投入される。最もユーザー数が多いのは日本の868万と米国の797万である。
-最も人気を集めるテレビ放送技術はDVB-Hで、世界のユーザーの35%を占める。


◆調査レポート
モバイルテレビ:ストリーミングと放送サービスのビジネスチャンス
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