2009年に100億ドルを超えるPCチップセット市場

米国の調査会社のインスタット社のアナリストによると、チップセットはPC設計において必須のコンポーネントで、PC用モデルの変化が新機能を促進し、チップセット設計は急速に進化しているという。

インスタット社は、PC向けコアロジックチップセット市場は2005年の69億ドルから2009年には103億ドルに急増すると予測している。この予測期間中にPCの需要は継続的に高まり、新しい規格も出現して、新しいチップセット設計の市場は飛躍するだろう。PCチップセットベンダの課題は、機能のニーズの高まりに応えつつ、コスト的に可能な限り多くの機能を統合させることである。

「数年後には、新しいチップセットがマルチコアプロセッサ、新しいフロントサイドバス(FSB)アーキテクチャ、新しい周辺機器インターフェース、仮想化、セキュリティ等の機能の増加をサポートすることが要求される」と、インスタット社のアナリストであるChris Kissel氏は言う。「チップセットはPC設計において必須のコンポーネントで、PC利用モデルの変化が新機能を促進し、チップセット設計は急速に進化している。」

インスタット社の調査結果を以下にあげる。
- AMDプロセッサをサポートしているチップセットのエコシステムが拡大する一方、Intelプロセッサをサポートしているチップセットのエコシステムは、IntelのPlatformizationの取り組みによって縮小する。
- 現在、統合メモリを搭載しているx86プロセッサは20%未満だが、2009年におよそ70%にメモリコントローラが統合されるようになり、組み込みプロセッシングと同様になるだろうとインスタット社は予測している。
- PCは従来のAGPおよびPCIインターフェースからPCI-Expressに移行し、2009年には全てのグラフィックインターフェースの84%以上、周辺機器のインターフェース全体の98%を占めるようになるだろう。
- プロセッサのコア数と価格が上昇するのに伴い、I/Oやその他の機能を目的としたコアロジックチップセットと外部ロジックの統合が続く。

インスタット社の調査レポート「最新のx86プロセッサ向けチップセット(TheTrendy Chipset for the x86 Processor )」は、ベンダ別のプロセッサとチップセット、進化する規格、チップセットとPC設計に影響を及している、市場ダイナミクスの変化を分析している。PC チップセット市場全体と様々な市場の側面に関する2009年までの予測データを提供している。

◆調査レポート
最新のx86プロセッサ向けチップセット
The Trendy Chipset for the x86 Processor
リンク

◆インスタットについて
リンク


◆このプレスリリースに関するお問合せ
株式会社データリソース
107-0052 東京都港区赤坂4-5-6
Tel:03-3582-2531 Fax:03-3582-2861
リンク
Eメール:info@dri.co.jp

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]