停滞する通信市場で唯一の希望の光、ブロードバンド

2004年には28.6%だったブロードバンド普及率は2009年末には50%近くになることが予測され、ブロードバンドは増収の重要な立役者になるとインスタット社では予想している。

米国の通信プロバイダによる一般ユーザ向けサービスの収益において、音声サービスとダイヤルアップの収益減がケーブルTVとブロードバンドサービスの増収分を上回り、今後数年間下落して、2009年には1067億ドルにまで落ち込むだろうとインスタット社は予測している。しかしながら、2004年には28.6%だったブロードバンド普及率は2009年末には50%近くになることが予測され、ブロードバンドは増収の重要な立役者になるだろうとインスタット社は述べている。

「ブロードバンドの月額サービス利用料金はダイヤルアップより高いので、ダイヤルアップからブロードバンド接続への移行はサービスプロバイダにとってはよい話だ。2004年のダイヤルアップの収益が109億ドルだったのに対し、ブロードバンドの収益が137億ドルであり、ブロードバンドは既にダイヤルアップを上回る収益源となっている」とインスタット社のアナリストAmy Cravens氏は語っている。

インスタット社はまた、次のような調査結果を明らかにしている。
- 2004年の市内および長距離電話、ケーブルTV、ダイヤルアップ、ブロードバンドなどの通信サービスの個人の消費総額は1148億ドルだった。
- 2009年まで、ブロードバンドサービスはダイヤルアップサービスを1年あたり150億ドルずつ上回る収益を生み出していくだろう。
- 2005年の消費者の通信調査によると、回答者の35%は現在一社のプロバイダから複数のサービスを利用しているという。

インスタット社の調査レポート「Common Cents:2004-2009年の一般ユーザ向け通信と技術向けの投資(Common Cents: Consumer Telecom & Technology Spending, 2004-2009)」は、今後成長が期待されるサービス、米国ユーザの通信サービスへの支出額の減少に影響しているサービスについて調査している。収益の将来性については、成長する可能性の高いサービスを特定するために世帯年収別に分けている。2009年までの収益予測、音声サービス、動画サービス、インターネットサービスに対する需要についても調査している。

◆調査レポート
Common Cents:2004-2009年の一般ユーザ向け通信と技術向けの投資
Common Cents: Consumer Telecom & Technology Spending, 2004-2009
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◆インスタットについて
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