MVNOは新興成長市場で成功できるか?

米国ピラミッドリサーチ社は、米国だけで40のMVNO(仮想移動体サービス事業者)が展開中もしくは計画されているなど、世界の先進市場での競争は激しく、新たな可能性は成長中の新興市場にあると報告している。

かなりの独創性と企画力があることを前提にピラミッドリサーチ社は成功と予測

マサチューセッツ州ケンブリッジ、2005年4月14日
米国だけで40のMVNO(仮想移動体サービス事業者)が展開中もしくは計画されているなど、世界の先進市場での競争は激しく、新たな可能性は成長中の新興市場にある。ピラミッドリサーチ社の調査レポート「新興市場におけるMVNOのビジネスモデル」は、発展を続けるインドやナイジェリアなどの市場でのMVNOを検証している。

調査レポートの著者であるGuy Zibi氏は次のようにコメントしている。「新興成長市場のMVNOは先進市場のMVNOよりもコスト効率がよい。また新興成長市場のMVNOは、コストダウンにかなり尽力している同じ新興成長市場のモバイルオペレータよりも、よりコスト効率がよいはずである。」新興成長市場で成功するためには、MVNOモデルは市場ごとに特異性があり、類似点はあまりないことを念頭に入れながら戦略を立てて、成功につなげなければならないだろう。中東から東南アジア、アフリカまでの広い範囲にわたっており、新興市場はそれぞれ違う。「データに焦点を絞ったMVNOならば、例えば中東は次世代に十分対応できる状態となっている」とZibi氏は述べている。

“親和性のあるMVNOモデル”は一番成長している新興成長市場に最適である。既存の加入者を失うことなく、ネットワークの範囲を広げることが出来るからである。ピラミッドリサーチ社の調査レポート「新興市場におけるMVNOのビジネスモデル」は、新興成長市場のMVNOが直面する今後の主要な課題は、ARPUの低さではなく、アドレス可能な市場のネットワーク容量と拡大とみている。Zibi氏によれば、MVNOはARPUが4-5ドルでも、場合によっては生き残ることができるが、そのためには実際にその価格でも可能であるようにMVNOモデルを再調整しなくてはならない。ほとんどのオペレータは自社のネットワークを開放しそうにないため、成功のためにはMVNOは容量の賃借に積極的な、既存のネットワークのいわゆる“Weakest link(最も弱いところ)”を見つけなれければならない。

「新興市場におけるMVNOのビジネスモデル」について
ピラミッドリサーチ社の調査レポート「新興市場におけるMVNOのビジネスモデル」は、昨今のMVNO市場の大流行、新興成長市場向けMVNOの適合性、最良のビジネスモデル、そして最適なパートナーを分析し、新興成長市場におけるMVNOの将来性について調査している。また、MVNOの本丸と見掛け倒しの市場を分析している。インドとナイジェリアにおけるMVNOビジネスケースの仮説をもとに、中東とメキシコの適合性についても分析している。

◆調査レポート
新興市場におけるMVNOのビジネスモデル
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◆米国 ピラミッドリサーチ社について
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