ケーブルTVオペレータのARPUを上げる「マルチプレイ」サービス

HDTVやオンデマンドビデオ、PVR、高速データ通信や電話サービスなどのデジタルケーブルテレビサービスは、ケーブルオペレータの顧客平均収益をおし上げている

インスタット社のオペレータ調査によると、ハイディフィニションテレビ(HDTV)やオンデマンドビデオ(VOD)、PVR(ハードディスクレコーダ)、高速データ通信や電話サービスなどのデジタルケーブルテレビサービスは、ケーブルオペレータの顧客平均収益(ARPU)をおし上げているということである。インスタット社は「マルチプレイ」という言葉を、音声サービスとビデオサービスとデータサービスのいわゆる「トリプルプレイ」をはるかに超えて新しいデジタルケーブルテレビサービスを表すものとして使っている。オペレータの規模とカバーエリアのばらつきのないように、50の異なるケーブルテレビシステムを調査する。ケーブルオペレータの78%について、過去1年間以上のARPUを調査している。また、90%以上の加入者が現在デジタルケーブル接続していると回答している。

「ケーブルオペレータは主要電話会社が参入してくることは承知している。ケーブル企業はかなり有利にこの競争を開始することができ、その将来性は明るいだろう。回答者は、HDTVはVODサービスより幅広く利用が可能だと答えている。PVRサービスも急速な成長が見込まれており、ケーブル電話サービスも成長している。ケーブルモデム経由の高速データサービスは、ケーブル会社が新規加入者を開拓するために役立ち、加入者からのARPUの大きな成長を助けている」とインスタット社のGerry Kaufhold氏は語る。

インスタット社は以下のことも記載している。

・27社は、すでに加入者の10%がHDTVサービスに加入していると回答している。

・23社はバンドリングサービスを開始しようとしているが、加入者のうち2つ以上のサービスのバンドリングを利用しているのは10%未満に過ぎない。しかし、13社はデジタルビデオサービスと高速データサービスのバンドリングの利用者が10%以上いると回答している。

・調査対象となったケーブルシステムオペレータの多くが、CableCARDデバイスについては懐疑的である。20社は、CableCARD自社のビジネスにとってもケーブルシステムにとってもまったく有益ではないと回答している。

・50社のうちの46社までが、ローカルCATVシステムが将来、組合せサービスの提供やローカルサービスによって、地域電話会社との激しい競争に勝つと考えている。

インスタット社の調査レポート「米国のケーブルTVオペレータ調査: マルチプレイサービスがARPUをあげる」は、典型的な企業規模や市場タイプの50の米国ケーブルオペレータを対象に調査した。加入者数、加入者数の成長率、利用サービス、帯域幅容量、インフラストラクチャ、利用チャネルなどの数値的な調査結果を掲載する。幅広い質問項目によって、ケーブルTVシステムの将来像を細かく深く描き出し、米国のケーブルTV産業の最新の現状を映し出している。

◆調査レポート
米国のケーブルTVオペレータ調査: マルチプレイサービスがARPUをあげる
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◆インスタット社について
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