奮闘する8ビットマイクロプロセッサ:埋め込みチップセグメントは今後も成長が続く

2006-2007年、8ビット幅のマイクロプロセッサは依然として特定アプリケーションIC市場の収益額において2番目に普及しているアーキテクチャとなり、その後64ビットアーキテクチャに追い越される。

8ビットマイクロプロセッサは製品化されてからおよそ20年経ち、多数のアプリケーションで32ビットのアーキテクチャに取ってかわられたが、同市場は今後数年間成長を続けて少なくともさらに数年間は市場にキープレイヤーが存続するとインスタット社は報告している。2006-2007年、8ビット幅のマイクロプロセッサは依然として特定アプリケーションIC市場の収益額において2番目に普及しているアーキテクチャとなり、その後64ビットアーキテクチャに追い越される。

8ビットマイクロプロセッサの一種であるカスタマイズ市場の埋め込み8ビットマイクロプロセッサは成長を続け、標準8ビットマイクロプロセッサは2008年までに一部を除いて姿を消す。8ビットバージョンは消え去るが、埋め込み8ビットチップはカスタマイズ市場で存続し、またシェアは2003-2008年の間に6.7%減少するだけである。

インスタット社の調査結果を以下に挙げる。

・埋め込み8ビットマイクロプロセッサの知的財産において、同市場は独自(または内部)のアーキテクチャが大半を占め、製品消費量全体のほぼ2/3を占める。

・8ビットマイクロプロセッサの主要分野は今後も通信市場である。

・機能より容量の需要が高いため、ハードコアアプローチによる設計はほぼ3対1の割合で主流の実行方法となる。容易な実行にはソフトコアアプローチの採用が望ましいが、高容量が必要とされていることを考慮すればハードコアアプローチは価格の点で遥かに望ましい。

・カスタマイズセルベース設計で、埋め込み8ビットマイクロプロセッサが使われるのは現在そして今後もデジタルだけの設計が大半を占める。混合シグナルセグメントは予測期間中も市場を得るが、ほんの僅かである。

インスタット社の調査レポート「カスタム仕様、セルベース設計の埋め込み8ビットマイクロプロセッサアプリケーション調査」は、埋め込み8ビットマイクロプロセッサ、セルベースのカスタム市場、つまりひとつ以上の組込み8ビットマイクロプロセッサコアを搭載したカスタム仕様の詳細な分析とセルベースの設計方法を利用している他の機能を掲載している。8ビット埋め込みマイクロプロセッサ技術を使用している製品の消費を主要なエンドユーズ市場別、主要な市場セグメント用の主要な2次エンドユーズアプリケーション別に詳細に考察している。主要四地域である、南北アメリカ、欧州、日本、アジア太平洋の各地域別消費量や、プロセッサアーキテクチャ(ARM、独占等)、ハード対ソフトコア、動作電圧、パッケージング、混合シグナルの動向、8ビット埋め込みマイクロプロセッサコアのサプライヤの調査も行っている。

◆調査レポート
カスタム仕様、セルベース設計の埋め込み8ビットマイクロプロセッサアプリケーション調査
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◆インスタット/MDR社について
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