家庭向けデジタル信号処理の市場:巨額の投資が成功するか?

信号処理技術に注力している企業にとっての競争は高まっている

家庭用電化製品に新たなコーデック、規格、アプリケーションが求められているのは、顧客がプログラムを変えたりするなどのフレキシビリティを求めているからであり、製品化のために重要なことだからである。プログラム可能のデジタル信号処理(DSP)は音楽、映像、画像などを信号処理する際のひとつの要素技術である。

ABIリサーチの新刊レポートによれば、TI、Analog Devices、Freescale、Agereなど信号処理技術に注力している企業にとっての競争は高まっているとのことである。これらの企業は、急速に変化し、競争の激化している市場で有利な立場を確保しなくてはならない。

ABIリサーチ半導体部門のシニアアナリストAlan Varghese氏は、CE分野の発展が、プログラム可能なソリューションの普及につながると主張している。「例えば映像業界では、高帯域幅のニーズに応えたHDTVがある。最新の圧縮処理・モジュレーションシステムには、フレキシブルでプログラム可能なソリューションが不可欠である。」

そしてIPセットトップボックスにも注目すべきである。インターネットから様々なフォーマットでコンテンツが届くもので、マルチプルオーディオや映像配信に最適である。

家庭でも、CEデバイスの相互接続に関してはシームレスな接続が可能になるだろう。Alan Varghese氏は「しかしイサネット、同軸ケーブル伝送メディア、IEEE802.11、ウルトラワイドバンド等フレキシブル・ソリューションを必要とする技術は注目を集めている」と述べる。

だが、プログラム可能なDSPソリューションは、普及しないこともあり得る。何故ならCEベンダは、自社製のカスタムチップやASICに慣れすぎているからである。彼らが、マイクロプロセッサベンダを受け入れるだろうか?DSPソリューションに完全にシフトできるだろうか?

ABIリサーチの調査レポート「家電向けデジタル信号処理の市場」は、CEの特徴とアプリケーション、ICチップ統合を分析し、また経費削減のロードマップ、企業間競争と市場シェアについて概説している。更にASP及び13種類のCEデバイス出荷量(2003-2009年)を予測し、主要プレイヤーのプロフィールを掲載している。

◆調査レポート
家電向けデジタル信号処理の市場
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