デジタル映像インターフェースはPCを、HDMIは家電を制御する

2003年から2008年の間にDVI対応デバイスは34.3%という速さで成長するが、HDMI対応製品の年間成長率は同期間中に462.3%という高い率に達する

デジタル映像インターフェース(DVI)は、今後もPCや多くのパソコン周辺機器のデザインウィンとなるが、High-Definition Multimedia Interface (HDMI)は家庭用電化製品(CE)市場でそれ以上の成功を収めるとインスタット/MDR社は報告している。2003年から2008年の間にDVI対応デバイスは34.3%という速さで成長するが、スタート時はずっと低いHDMI対応製品の年間成長率は同期間中に462.3%という高い率に達する。

「これまでデジタル映像インターフェースは、特に家庭用デスクトップ型PCでデザインウィンを獲得してきたが、高性能のグラフィックカードによってPC全体の主流となっている」とインスタット/MDR社の上級アナリストであるBrian O’Rourke氏は言う。同様にノート型パソコンでも成功を収め、多くのドッキングステーションがデジタル映像インターフェースポートを搭載したビジネスモデルと同様に販売されている。また、PCの液晶モニタなどのパソコン周辺機器に使用され、PC市場に浸透している。一般向けのプラズマディスプレイなどと同様、多くの企業向けプロジェクタにも使用されている。過去数年間、デジタル映像インターフェースは、特にデジタルテレビやセットトップボックスなどのCE分野で成長した。しかしO’Rourke氏は、「音声のサポートとデジタル映像インターフェーススペックより小型のコネクタのお陰で、HDMIはCE市場での地位を高めている」と言う。デジタルテレビ、セットトップボックス、DVDプレイヤーなどのCE製品の分野でHDMIはデジタル映像インターフェースの出荷数を上回るだろう。

インスタット/MDR社の調査結果を以下に挙げる。

・HDMIは、ソニー、Philips、松下などの数社の大手CEベンダによって規格統一されていることが成功の好条件となっている

・家庭用電化製品の分野では2004年にデジタル映像インターフェースからHDMIへの移行が始まり、2005年にはこの移行に拍車がかかる

・HDMIはPCやPC周辺機器の分野で苦戦を強いられるが、デジタル映像インターフェースは人気を維持する。しかしHDMIは家庭用電化製品群に含まれるメディアセントリックPCの分野で成長する

・2008年末までにデジタル映像インターフェースは、多くの液晶モニタと企業向けプロジェクタに使われるようになる。デジタル映像インターフェースの分野では比較的小さい市場だが、ディスプレイなども同様に急速に成長する。

インスタット/MDR社の調査レポート「デジタル映像インターフェースはPCを、HDMIは家電を制御:Visualize This」では、PC、PC周辺機器、家庭用電化製品の3つの製品セグメントの、14の異なるアプリケーションにおけるデジタル映像インターフェースおよびHDMI の各出荷台数の予測を2008年まで1年毎に行っている。また、これらのアプリケーションにおけるデジタル映像インターフェースとHDMIについて個別に詳しく
分析している。デジタル映像インターフェースとHDMIを搭載した送受信装置の平均販売価格の予測、Silicon Image、Texas Instruments、Broadcomなどのデジタル映像インターフェースおよびHDMI用のシリコンを製造している企業のプロファイルを提供している。

◆調査レポート
デジタル映像インターフェースはPCを、HDMIは家電を制御:Visualize This
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◆インスタット/MDR社について
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