ブロードバンドCPE(加入者宅内装置)市場が転換期へ

インスタット/MDRでは、2004年にはわずか500万以下だったゲートウェイ出荷量が2008年迄には1800万を超え、その年間増加率は30%になると予測している。

いよいよケーブル、通信会社がCPEゲートウェイの採用に乗り出したために、ブロードバンドCPE市場はモデムからゲートウェイにシフトしつつある。プロバイダはバックエンド管理のホームネットワーキングを実現するゲートウェイを採用して、CPE戦略を展開すると明言している。

インスタット/MDR社のアナリストMike Wolf氏は、「今後5年間、家庭向けゲートウェイ市場はブロードバンドCPE市場の成長を促進させる。2004年にはわずか500万以下だったゲートウェイ出荷量が2008年迄には1800万を超え、その年間増加率は30%に及ぶ」と述べる。

その他の調査報告は以下の通りである。
- 市場全体の成長は、北米やヨーロッパ・アジアのブロードバンド市場が飽和状態になっていることや中国・インドなど新興市場の成熟によって緩やかである。
- ホームネットワーキング向けモデム内蔵ルータのような2ボックスソリューションから家庭向けゲートウェイへのシフトによって、全体の出荷量増加は抑制されている。
- VoIPは今後ブロードバンドCPEに大幅に採用される。2008年にはVoIPを搭載したCPEが800万以上出荷される。

だがもはやVoIPだけが最新技術ではない。インスタット/MDR社は最新ゲートウェイデバイスによる映像配信サービスの可能性を見ている。Mike Wolf氏は、「ブロードバンド技術やビデオネットワーキング機能が発達するにつれ、顧客はゲートウェイのおかげでより高品質な映像コンテンツや再配信サービスを利用出来る」と説明する。例えばフランスのFreeや日本のYahooBB!の様なブロードバンドプロバイダは、映像配信サービスも提供出来る最新ゲートウェイを採用している。

インスタット/MDR社の調査レポート「2004年 ブロードバンドCPE:モデムの凋落とゲートウェイの躍進」は、世界のCPE市場(2004-2008年)について最新の予測と分析を提供し、製品の分析と主要ベンダーの戦略も掲載している。

◆調査レポート
2004年 ブロードバンドCPE:モデムの凋落とゲートウェイの躍進
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◆インスタット/MDR社について
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