携帯電話にNFC(短距離無線通信技術)が搭載

米国の調査会社ABIリサーチ社ではNFC市場はNFCチップ搭載のスマートフォンと、2005年以降に登場する高機能携帯によって形成され、2009年までに、市場シェアは50%を超えると予測している。

「思い描いてみてください。携帯電話を持って街を歩いていると、行きたかったコンサートのポスターが目に止まる。そこでスマートカード内蔵の携帯電話をポスターに近づけると、チケット予約のサイトにアクセスできる。その後、コンサート会場で友人と落ち合う。お互いの携帯電話を近づけると、予約したチケットを受信できる。そして携帯電話を入口のカードリーダーに近づけて、すぐにコンサートホールへ入ることが出来る・・・。」

これは、SFの話だろうか?―いや、現実の話である、とABIリサーチの主席アナリストErik Michielsen氏は主張する。同社の調査レポート「短距離無線通信技術市場」は、前述のような話がもうすぐ現実になると明らかにしている。またMichielsen氏は、「私達は新しい携帯電話の登場がNFC市場を活気づけると予測している。ABIリサーチは、NFC市場はNFCチップ搭載のスマートフォンと、2005年以降に登場する高機能携帯によって形成されると理解している。2009年までに、市場シェアは50%を超えるだろう。」と述べる。

NFCフォーラムを設立したPhilips社がいう様に、NFCは携帯電話を“世界共通の取引手段”に変えることになる技術であり、「P2P通信の売上げと流通モデルは、NFCの長期的なプランにおいて重大な要素である」とMichielsen氏は説明する。

ABIリサーチは、SonyやPhilips、Nokia等、NFCの開発を最優先している企業は、新技術だけでなく、既存の技術にもNFCを搭載しようとしているのではないか、と分析している。そのため彼等は、NFCの従来の標準規格に、後方互換性を追加したのだろう。またNFCは、ブルートゥースやWi-Fiなどの短距離D2D型通信技術の原点とも言える。

ABIリサーチの調査レポート「短距離無線通信技術市場」は、変動する世界のNFC市場について、その規模や成長傾向、市場参入の好機なども検証している。

◆調査レポート
短距離無線通信技術市場
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