電力の急伸: 30億ドル規模に成長する電力品質市場

米国の調査会社アライドビジネスインテリジェンス社によると、停電時には、たった1分間で何百ドルの損失が出る可能性があるという。

2001年9月11日以前に、電力業界のウォッチャーは多くの工業地域、特に北米における流通システムの問題点を認識していたが、企業や業界はあまり注意を払っていなかった。

9.11以降、セキュリティへの懸念と、米国の東海岸、カナダ、イタリア、デンマーク、イギリスで2003年8月に起こった大規模な停電とが相まって、企業は電力配給の質に注目せざるを得なくなった。

アライドビジネスインテリジェンス社のエネルギー調査取締役Atakan Ozbek氏によれば、特にハイエンドのエネルギー消費者(金融機関、ウォール街の投資家、保険会社、クレジット会社、航空会社、半導体チップメーカー等の大規模な製造業者などが電力品質に注目している。「停電時には、たった1分間で何百ドルの損失が出る可能性がある」とOzbek氏は言う。低賃金の電力供給ネットワークの質が悪い国で、製品を生産している多国籍企業も同様だという。

国土安全保障省の命令によって、政府は米国で進められている電力品質向上への取り組みにおいて、ますます大きな役割を果たすようになっている。

その結果、電力供給の質を保証するビジネスの市場規模は大きく膨らんだ。アライドビジネスインテリジェンス社の調査レポート「電力品質市場」によれば、同セクタの2003年の収益は65億ドルで、2011年までに94億ドルに増加するという。

この調査レポートでは、電力品質市場の広範囲に渡る戦略についての概略を収益ベースで示し、それらのデータを機器カテゴリと下位範疇別に分類している。またデータには、収益額でのトップ企業、無停電電源装置(UPS)、過渡電圧サージサプレッサ(TVSS)、高調波フィルタ、電圧調整器、およびパワーアナライザが含まれ、エンドユーザーおよび地域別の収益に関する調査を提供している。


◆調査レポート
電力品質市場
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