アイログとアドビ、先進的ビジネス・ルール管理の実現で協力体制 最新版Adobe LiveCycle Workflow 7.0が対象

LOG JRulesにより強力な俊敏性と柔軟性を備えたドキュメント指向のワークフロー アプリケーションをめざす

この報道資料は、9月7日にパリおよびマウンテン・ビューで発表されたプレスリリースの抄訳版です。

ソフトウェア・コンポーネントの世界的なリーディング・プロバイダであるアイログ(NASDAQ:ILOG)は本日、米国Adobe Systems Incorporated(以下 アドビ システムズ社)と協力関係を結び、新製品「Adobe(R) LiveCycle(TM) Workflow 7.0」のユーザに対して共同ソリューションを提供していくことを発表しました。両社の合意により、アイログのBRMS*(ビジネス・ルール管理システム) 製品群の主要製品である「ILOG(R) JRules(TM)」の協業販売契約を締結しました。さらに継続的な技術協力関係を確立したことで、ドキュメント指向プロセスの即応性を大幅に向上させる上でBRMSの価値が活かされます。
*BRMS(Business Rule Management Systems ビジネス・ルール管理システム):ルール設定・変更・操作、管理を包括的に提供することにより、企業の業務プロセスを効率化するシステム

Adobe LiveCycleプラットフォームの一部であるAdobe LiveCycle Workflow 7.0の役割は、Adobe LiveCycleの各種のコンポーネントと結合することにより、人間、システム、ビジネス・プロセスを連携させるワークフローを統合、自動化することです。ここにILOG JRulesが、ドキュメントをダイナミックに作成する機能を追加し、ドキュメント指向のプロセスに柔軟性を提供します。契約管理業務の例では、ルールを与えて契約書などの法的文書の文章組立てを自動化することが可能になります。ILOG JRulesは、各プロセス内のポリシー定義に対しても高度な機能を追加し、保険金申請の承認ステップを個別に定義することなどを可能にします。

今回の合意に従い、アイログとアドビ システムズ社は共同で販売促進活動を行うほか、相互に提携販売を推進していきます。2社は、両社の顧客とシステムインテグレータ・パートナにとって、サービス指向アーキテクチャ(SOA)を基盤とした統合フレームワークが有効であると判断しました。
この共同ソリューションは、各種の金融サービス業、行政機関、および保険業界をターゲットとしています。

複数アプリケーション環境と監査に対応するエンタープライズクラスのBRMS
ILOG JRulesは、複数のアプリケーションと何万件というビジネス・ルールをサポートするほか、ルール作成とプロセスの保守において、業務ユーザ、システム管理者や開発者などの異なるユーザをサポートするためのツールを備えたエンタープライズクラスのBRMSです。そのためILOG JRulesを採用したAdobe LiveCycle Workflow 7.0ユーザは、将来のビジネスに備えることができます。ビジネス・ルールを管理する方法として、業務ユーザは各プロセスに対してドロップダウン式メニューを利用したIF/THEN/ELSEルール、意思決定表、または意思決定ツリーの3種類から選択があります。Adobe製品とアイログ製品の統合により、ILOG JRulesリポジトリが活用され、ルール編成、バージョン管理、整合性チェック、ルール監査、変更履歴の追跡が行われます。また、ILOG JRulesエンジンは判断を中心とする業務プロセスに拡張性を与えることができます。

BRMSは非常に即応性が高くまたカスタマイズを容易にするためBPMアプリケーションには欠かせません。BRMSを活用すると、ビジネス・ポリシーをアプリケーションから切り離して管理することが可能となります。これによりBPMアプリケーションでポリシー変更をする際、従来のようにソフトウェアをコーディングする必要がなくなります。また、ビジネス環境の変化に応じて業務プロセスを継続的に調整することも可能になります。さらに業務担当者がアプリケーションの保守を行うことができるため、ITの保守コストの低減が可能となります。

現在、優良企業2000社のうち50社以上がBPMソリューションと併用してアイログのBRMS製品を利用しています。アイログは、IBMのようなBPM業界のリーダー企業を含めたBPMソフトウェア・ベンダとの包括的な技術統合にも取り組んでいます。

ILOG JRules BRMSについて
アイログのBRMSであるILOG JRulesは、企業の業務プロセス改善に重要な役割を果たす、企業向けの戦略的なコンポーネント・システムです。ビジネス・ルールを使用すると、企業内で複数の個別のシステムに組み込まれているビジネス・ポリシー(業務における数々の定義、制約および規制)を一元管理できます。このため、顧客ステータスや製品情報、料金、サービスに関するプロセスを一括管理することで顧客からのシステム変更要求などに迅速に応えることができます。また、どのルールがいつ変更されたのかも簡単に把握でき、記述も自然言語で行われるため、高度なプログラミング技術をもたない一般社員も簡単にルール内容の設定・変更を行うことができ、リアルタイムなビジネス・ポリシーの変更が可能となります。

Adobe LiveCycleについて
Adobe LiveCycleプラットフォームはドキュメント サービスを利用するためのセキュリティを備えた柔軟な手段を提供し、ファイアウォール内外に配置されたエンタープライズ・アプリケーションの能力を拡張します。企業は各種のドキュメント サービスを利用することにより、ネイティブなXMLとPDFを利用してドキュメントを IT 環境へ組み込むことが可能になります。これには2種類の強力なコンポーネント、Adobe Acrobat(R)デスクトップ ソフトウェア、およびJ2EEエンタープライズ・サーバーとデザイン・ツールで構成されるAdobe LiveCycle製品ラインが含まれています。Adobe LiveCycleはこれらの業界標準をサポートしているため、ユーザは今日におけるサービス指向アーキテクチャ (SOA) の一部として各種のドキュメント サービスを展開できます。詳しい情報はリンクをご覧下さい。また、Adobe LiveCycle Workflow 7.0については、以下URLをご覧ください。リンク
以上

アイログ社(ILOG(R))について
アイログ社は、お客様がより迅速な意思決定を行い、変更および複雑度を管理するためのソフトウェアおよびサービスを提供しています。全世界で2,500社を超える企業や 465 社を超えるソフトウェア・ベンダが、市場をリードするアイログのBRMS(ビジネス・ルール管理システム)、最適化、視覚化の各コンポーネントの活用により飛躍的な投資効率を達成し、市場を席巻する製品やサービスを立ち上げ、また、その競争力を強めています。アイログはBRMSの市場リーダーです。アイログは1987年に設立され、全世界に650人以上の社員がいます。アイログ株式会社はその日本法人です。詳細についてはwww.ilog.co.jpをご覧ください。

ILOGは ILOG 社の登録商標です。ILOG JRulesは ILOG 社の登録商標です。他の全ての社名および商品名はそれぞれを所有する各社の商標または登録商標です。

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